【「EDチェック」8ポイント】
●夜間2回以上トイレに行く
夜間2回以上、尿意で目覚める人は、高血圧、糖尿病など、EDの原因となる生活習慣病が疑われる。さらに、睡眠の質が低下し、将来的なEDのリスクが高まる。
●70歳を超えている
加齢はEDの最大の原因。年齢とともにEDになる割合は増加し、70代では71%が中等度、または完全なEDになっているという
●10秒以上いびきが止まる
睡眠中、10秒以上いびきが止まる人は、睡眠時無呼吸症候群の恐れがある。「EDの直接的な原因になり、治療が必要な病気ですから、すぐに専門の病院を受診しましょう」(吉江医師)
●血圧が「最高170/最低100」を超えているのに治療を受けていない
上記に該当する人は、そもそもEDの薬を処方してもらえない。さらに、高血圧の人の15%はEDになっているというデータもある。すぐ病院へ!
●糖尿病である
糖尿病になってしまうと、平均よりも10~15年早くEDになるというデータがある。
「早くEDになるのは、糖尿病による血管障害、神経障害が関連します。ちなみに、糖尿病患者の35~90%がEDとされています」(医療ジャーナリスト・吉澤恵理氏)
●1日2時間 自転車に乗る
股にある海綿体とつながる動脈や、勃起機能に関係する神経が損傷を受けることが原因とされる。
「米国では、約300万人が『サイクリングによるED』であるという発表もあり、問題になっています」(吉澤氏)
●BMIが30以上
身長に対する体重の比で体格を表すBMIだが、数値が30を超えていると、同23以下の1.7倍もEDのリスクが高まる。
「米国の調査では、BMIが30以上の人は、以下の人と比較して1.7倍もEDを発症しました」(福元医師)
※BMI=体重(kg)÷{身長(m)×身長(m)}
●歯周病である
「トルコの調査では、ED患者の53%が、かなり進行した慢性歯周炎でした。歯周病による炎症で、血管内皮細胞の機能が低下することが原因と考えられます」(吉澤氏)
【「ED対策」7ポイント】
●トランクスを穿く
精子を作るためには、精巣=睾丸を体温より2~3°C低く保つ必要がある。トランクスの場合、ビキニタイプやボクサータイプよりも風通しがよくなり、医療機関でも推奨されている。
●週2.5時間以上ランニングする
健康意識の高まりから、中高年でもブームになっているランニング。週に計2.5時間以上走れば、EDのリスクが30%下がるというデータも。
「骨盤の底にある『骨盤底筋群』が弱いと、EDになりやすくなります。運動強度を上げればEDのリスクは低下します」(吉澤氏)
●1日7時間の睡眠
「男性ホルモンのテストステロンは、睡眠中に分泌が活発になります。米国の研究では、睡眠時間を1日7時間前後から5時間に減らしたところ、EDリスクが10~15%上昇しました」(吉澤氏)
●15回×3セットのスクワットで
多くのAV男優も取り入れているのが、筋トレのスクワット。
「骨盤の筋力を高める効果があり、勃起にはとても有効です」(福元医師)
●15分かけて自慰する
「勃起をキープしたまま、15分程度の時間をかけて自慰行為をおこなうことが、勃起力を高めるトレーニングになります」(福元医師)
●アルコールは1日20gまで
「少量の飲酒は、エッチへの不安が低下してリラックス効果があります」(福元医師)
“予定” があるなら、ビールならロング缶1本、日本酒なら1合までだ。
●1日30gのブルーベリー摂取
米国と英国の大学の共同研究によると、フラボノイドを多量に含むブルーベリーなどを食べたところ、14%にED改善があった。1日30g(15粒程度)が目安だ。
(週刊FLASH 2019年7月16日号)