「ふだんは厳しい上司なのに、お酒の席では気さくに話すと女性には好感触。仕事とプライベートでの変化は恋のギャップが狙えます。歓送迎会から始まる恋愛やワンナイトラブも少なく ないです」と語るのは、独身女性のためのサイト「東京独女スタイル」前編集長で恋愛コラムニストの東香名子さん。
今回は出会いと別れの季節にふさわしい「歓送迎会SEX」実体験をお届けする。まずは送別会で同じ部署の有希さん( 26)と一夜をともにしたAさん(50・保険営業)。
「彼女の転勤先が仙台で、俺の実家近くだったので、いろいろ教えてあげたの。牛タンの旨い店とか。そこで初めてLINE交換したんだけど、二次会後、彼女から『もう少し仙台のこと教えてください』とLINEがきたんだよ」
Aさんは「いつでも教えるから困ったら連絡しておいで」と返したところ、「じゃあ、今から」と合流することに。 「近くのバーで飲んでいて終電を逃させてしまったので、タクシー代を渡したら、『タクシー代はいらないので、もう一軒行きません?』と誘われて……」
有希さんに手を引っ張られて、着いた先はまさかのホテル街。
「乾杯したら『このチューハイ美味しい』って口移しで飲ませてきたんだよ。“大人の男”を装わなきゃって思ったけど、 騎乗位で2回戦まで……」
同じく送別会で3年越しの思いを実らせたのはBさん(45 ・メーカー)。
「可愛くて新人のときから噂になっていた派遣社員の咲良(24 )。社長のお気に入りで一次会は彼女の周りはお偉いさんばっかりで近づけなかったけど…」
チャンスは二次会で訪れた。
「並んでゲットした有名パティシエのチョコレートをあげたのね。『いつも、ありがとう。お疲れさま』って。スイーツ好きだったらしくLINE交換してくれて」
送別会から1週間後、仕事終わりの渋谷で飲むことになった。
「飲みすぎた彼女が完全に潰れてしまったんです。肩を貸しながら、紳士的にエスコートするようにしました」
タクシーで彼女の自宅に送ることに。
「ドアの前で『前から好きでした』とそっとキスしたら、彼女は抵抗もせず、舌を絡めてきた。そのまま、部屋になだれ込みSEX。酔いから復活した彼女に朝まで何度も求められ、ヘロヘロ。彼氏と大ゲンカしたばかりでストレスが溜まっていたんだって(笑)」
転勤することになったCさん(46・医療)は近所の居酒屋で見送られた。
「直属の女上司(38歳)がいつもは自分に対して厳しいことしか言わないのに、涙をポロポロ流しながら別れの挨拶を。かなり意外でした」
二次会で隣になり涙の理由を聞いた。
「『好きだったし、早く出世してもらいたいと思って』と突然告白されて。急展開に僕もグッときてしまって……」
美人すぎる彼女はなぜか独身。「社長の愛人だ」なんて噂もあったという。
「上司を送るふりして自宅へ。『僕も好きでした』と告白しSEX。もう会うことはないけど、いい思い出です」
Dさん(46・メーカー)の実体験は、新入社員の研修旅行だった。
「うちの会社は入社1年めに2泊3日の研修合宿があり、2泊めの夜が歓迎飲み会。宴会場のビールが切れ、ジャンケンに負けた私と、同じ課に配属される愛美が自販機へ。彼女の浴衣から胸元が見えちゃって、セクハラと思ったけど思わず『結構巨乳なんだね』と。愛美は髪をかき上げて笑ってました」
酒を届けた後、「ビール余ったから、一緒に飲みません?」と誘われたDさん。
「自販機の前で待ってると、愛美から私の腰に手を回し、寄り添ってきた。個室で思う存分指導しました(笑)」
最後は送別会で不倫相手をゲットしたEさん(47・制作会社)だ。
「派遣のノリちゃん(25)が契約延長しないことになり、送別会にみんなで何かあげることになって、好きなバンドのチケットを買ってあげたんだ」
彼氏と行けるようにペアであげたチケットだが、「ドタキャンされた」とFさんが一緒に観ることに。
「いつもは髪の毛を下ろしてたけど、おだんごヘアにしてて新鮮で可愛かった。ライブが終わって、近くの居酒屋行って飲み始めて、あっという間に終電過ぎちゃって。どうせならもう一軒行くことになり、お互いベロベロに……」
2人は勢いにまかせてホテルへ――。
「部屋に入った瞬間、彼氏持ちと思い出して逆に興奮して。ライブTシャツをめくって乳首舐めたら恥ずかしそうに『しょっぱいでしょ?』って(笑)。彼氏とはうまくいってなかったそうで、じつはその後別れて俺とつき合ってるんだよね。俺にも春が来たよ(笑)」
前出・東氏は最後にこう語る。
「女は『けじめをつける男』が好きです。転職や送別会に際し、『君がいなくなる前に言っておきたかった』『これまで社内の人だから我慢してたんだけど』などの枕詞をつけて告白すれば、誠実な男性と思われて、いい結果が得られるのではないでしょうか」
今年の歓迎会や送別会、あなたにも春が来るかもしれない。
(週刊FLASH 2016年4月26日号)