「こうすれば女性は気持ちいいに決まってる!」と、“常識” とされる情報に、なんの疑いも抱かず行為に及ぶ世の男性たち。そんな生き方では、いつか大失敗をする羽目になるかも……。産婦人科医と精神科医、2人の美人女医に、女性視点から「性の常識」を教えてもらおう!
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●Q1/コンビニでも簡単に買える、ED予防に効果的な食べ物は?
高木希奈先生「チョコレートの原料であるカカオに含まれる『フェネチルアミン』という物質は、脳内の快楽物質を分泌する働きがあります。男性ホルモンの減少を補う亜鉛が含まれるアーモンドやニンニク、血流をよくする働きのある納豆などもコンビニでも購入できます。
また最新の研究では、オリーブオイルを摂取することで、勃起不全のリスクが軽減したという報告も」
●Q2/男性の元気がないときに、女性にしてもらうといいのは?
高木先生「元気がない場合は、無理に入れずスキンシップを。勃起時は、副交感神経が優位になっているので、リラックスするために仙骨(脊椎の最下部の三角形の骨)のあたりをマッサージしたり、AVを見たりと気分転換することが大事。イチャイチャすることで、復活の兆候が見られることも」
●Q3/Hの前にシャワーを浴びたほうがいいって本当?
高木先生「興奮したいときは、熱いシャワーを浴びると交感神経が優位に。ただし勃起に重要なのは副交感神経なので、ぬるめのお風呂に一緒に入りスキンシップをとることで、男女ともよりよいHが期待できます」
高橋怜奈先生「不衛生な状態で入れると、雑菌が入り炎症を起こすことも。体を清潔にしてから、をおすすめします」
●Q4/人間にも、動物のような「フェロモン」ってあるの?
高橋先生「人間には発情期がなく、一年中できます。そのように進化する過程で、フェロモン自体が退化したとされてきました。
しかし、興奮したときに脇の下のアポクリン腺から分泌される、すっぱい匂いのする液体があり、それは『異性を誘う目的のものではないか』と、現在ではいわれています」
●Q5/よりよいHをするために、本当に必要なものって何?
高橋先生「エロは、マンネリ化するとエロじゃなくなるんです。また、男性は射精でHが終わることが多いですが、女性がそれだけで快楽に達するとは限りません。
女性から『こうしてほしい』と言葉にするのも大事ですし、男性が聞き出してあげるのもいいと思います。Hはひとりでするものではなく、チームプレイ。どうやってよくするか、“作戦会議” してください」
高木先生「深く悩まず、素直になるのがいちばんの近道。性についてもっとオープンにしたほうが、男性がEDの状態でも落ち込まず、ほかの方法で女性を喜ばせてあげられると思います。
距離感を近づけるスキンシップを大切にして、優しさや思いやりを忘れずにSEXを楽しめたらいいのではないでしょうか」(高木先生)
相手があることだけに、チームプレイの精神を忘れないことが重要だ。
たかぎきな
1978年2月24日生まれ 精神科医、(株)メディアド代表。『精神科女医が本気で考えた心と体を満足させるセックス』(徳間書店)など著書多数
たかはしれな
1984年10月9日生まれ 産婦人科医。世界初の「女医ボクサー」として活躍中。子宮頸ガンの正しい知識を広めるための活動をしている
モデル・佐知子/さちこ
20歳 1999年8月8日生まれ 宮崎県出身 T160・B105W62H90 2019年5月にデビューし、「令和イチのJカップ」として話題に。最新DVD『Sachiko 揺れる……想い……』はREbeccaより発売中
スタイリスト・小谷瞳
ヘアメイク・富田実希
(週刊FLASH 2019年10月8日号)