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55歳300人切りオヤジ、キャバクラで女の子を落とせるか(7)夜バナ 投稿日:2016.06.11 19:00

55歳300人切りオヤジ、キャバクラで女の子を落とせるか(7)

写真:AFLO

 

 キャバクラ2日め。今日3人めのキャバ嬢が来た。

「えりこです」

 

 あれ? 1日めの最初の子だ。ああ、よかった。自分のペースが守れる子だ。

 

「私のこと覚えてますか」

「もちろんです。いい子だなって思ってました。また会えてうれしいです。きっと縁があるんだよ。そう思わない?」

「そうですね」

 

 えりこちゃんは素朴でかわいくてタイプだったので、キープしておく女の子だった。

 

 とかく初来店のお客につくのは、指名のかからないベテランか「1体(1日体験者)」のどちらかだ。えりこちゃんは1体ではなかったが、入店して1週間足らずだったので新鮮さは1体と変わりない。その上、かわいいから、また指名したいと思っていた。

 

 ただ、問題がある。同じ日に出勤していた「みなきさん」をその日に指名してしまった経緯がある。しかも「えりこちゃん」には「次に来たとき指名する」と言ったことが頭をよぎる。

 

 同じ日に出勤する子を2人指名するとモメるもとだ。2兎を追うものは1兎も得られない。どうする。

 

 まず知りたいのは、えりこちゃんはあの日にみなきさんを指名したことを知っているのかどうか、ということだ。ストレートに聞いてみるか? いや、待て。とりあえず、「指名」を「同伴」に話をすり替えてみるか。

 

「えりこちゃん好きな食べ物は」「お酒は呑める?」「趣味は?」「スポーツ派? 芸術派? 音楽派?」「カラオケは好き?」とまずは情報収集。

 

「お肉好きです」「カラオケも好きです」

 

 そっか「野生的な音楽家」ということか。「なんですか? それ」と笑う。いい感じだ。

 

「仕事関係でもお肉好きな女の子多いね。昔はお肉とかお寿司はよほど仲よくならないと一緒に行かない食べ物だったけど、えりこちゃんはどう?」

「別に行きますよ」

「友達と?」

「そう」

 

 よしいい流れだ。もうワンクッション入れておこう。

 

「同伴でお肉食べに行ったことある?」

「まだ入店したばかりだから」

「そうだったね」

 

 では本題に入ろう。

 

「安くて、食べ放題で、おいしい焼肉屋があるよ。同伴で行ってみない?」と勇気を出した。高級店よりかしこまらず、店の雰囲気がいい。 「どこにあるんですか」と聞かれたら望みありだが、答えは「同伴したことないので」だった。ああ、ダメだ。方向転換しよう。

 

「カラオケ好きって言ってたけど、一人カラオケできる人なの?」

「行ったことありますよ。ひとりで2時間くらい平気です」

 

 まぁそう言うだろうとは思っていたが、ここは「ほ~」と意外だという雰囲気で驚いてみた。

 

「山本さんもカラオケ好きですか?」

「最高9時間一人でいたよ。7000円くらいかかった」

 

 カラオケは密室。女の子が同伴を躊躇する傾向が強い。何もしないまじめな男をアピールしても信用しないし、そんなイメージが付くと後々やりにくい。

 

 こういう場合はいかにカラオケが好きかを訴えることがポイントだ。カラオケが好きだからカラオケに行きたいと思わせる。そのために9時間ということだ。ちなみに、9時間はホントのこと。

 

「え~スゴイ」

「9時間練習してキャバ嬢と同伴して採点ゲームするんだ」

「採点ゲームって何ですか」

 

 DAMのカラオケで採点して、女の子の得点が高かったら1曲につき500円獲得できるというゲームだ。

 

「ふーん、女の子が負けたら?」

「500円払ってもいいし、1枚ずつ脱いでいってもいい」

「え~」

「だから指輪やネックレス、ブローチ、帽子なんかをつけてくればいいじゃない」

「あ、そういうこと」

 

 ときおり意味深な言葉を入れておいて、ひっくり返すことを繰り返すと今後の免疫になる。何を言っても正面から受け止めなくなるので、何でも言えるようになる。

 

「時間は1時間で、お互い1番だけ歌うので10回戦できる。全部勝てば5000円だよ」

「おもしろそう」

「そう、めっちゃおもしろいよ」

 

 お、いい反応だ。いけるかも。追い込みだ。

 

「ねえ、聞いて、聞いて」

「なに?」

「実は最初に会ったとき、みなきさんに頼まれてつい指名してしまったんだ」

「知ってるよ」

「気づいてた?」

「みなきさん人気あるから」

「そっか。知ってたか。そうすると同じ日に入っている新人のえりこちゃんを指名すると、ベテランのみなきさんに目をつけられないかなって思って」

「……」

「だからえりこちゃんとはカラオケで楽しめたらって思ったんだ。えりこちゃんからすると入店前にちょっとアルバイトする感じかな」

「うん」

「とりあえず1回だけ1時間楽しんでみない?」

「そうね、面白そうだし」

 

 やった! 次はカラオケだ!(続く)


 

<著者プロフィール>

山本吾郎 1960年、名古屋市生まれ。大学を卒業後、SEとして活躍。業務先の化粧品会社で、女性に囲まれる楽しい毎日を送る。昼間は女性だらけでムラムラしたが、社内での女性トラブルはうわさが早く、その気持ちのはけ口をキャバクラに向けた。現在は、老後の生活費をためるため、多くの若者にキャバ嬢攻略法を伝授している。

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