ライフ・マネー
名門「宮田ジム・スポーツクラブ」のチャトラン
ライフFLASH編集部
記事投稿日:2017.06.03 16:00 最終更新日:2017.06.03 16:00
元WBC世界フライ級王者の内藤大助選手らを輩出した、名門ボクシングジムである「宮田ジム・スポーツクラブ」。ジムがオープンする夕方になると、「おはようございまーす!」と威勢のいい声で、次々と会員たちがやってくる。
スパーリングの音が響くなか、ベンチの下からひょっこり顔を出したのは、三毛ねこのチャトランだ。入会希望のお客さんがベンチに座って見学していると、膝の上にのってきて、その手をペロペロ。
「緊張気味だったお客さんも笑顔になります。とくに女性はメロメロですね。この子のおかげで、うちのジムは女性だけで80人以上も会員がいるんです。しっかり営業して、食い扶持を稼いでくれて助かっています(笑)」(宮田博行会長・写真)
チャトランは生まれも育ちも宮田ジム。18年前の寒い日、お腹の大きい捨てねこをジムに入れたところ、4匹の子ねこを産んだ。2匹はもらい手がついたが、残る2匹は母ねことジムで飼うことに。
「そのうちの1匹がチャトランです。母ねこと、ヒロくんというもう1匹は天国に行ってしまいましたが、チャトランは大きな病気もせず、ジムで会員たちを見守ってくれています。スパーリングの大きな音にもまったく動じません」(同前)
ジムにはチャトランのほか、白ねこのハリーと茶トラのマミコが暮らす。
「会員が増えたのも、チャトランたちのおかげ。しかもチャトランが来てから、世界チャンピオンを一人、日本チャンピオンを10人も出したんです」(ジムのスタッフ・松本拓也さん)
ねこの俊敏な動きを見ることが、ボクシングに生かされた!?
(週刊FLASH 2017年)