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【旬女の家庭訪問】牧野香織さん35歳
連載FLASH編集部
記事投稿日:2016.02.20 18:14 最終更新日:2016.02.20 18:15
玄関前で鉢合わせする。化粧っ気のない色白の小顔。寝起きでコンビニに行ってきた様子だ。仕事帰りは毎日終電近く。週末の洗濯をしそびれると着替えがなくなる。
「朝、山積みの服のなかからトレジャーハンティングですよ(笑)」
時々、帰宅後に時間をかけて料理をする。深夜のささやかなディナーは、自分を取り戻す時間だ。
仕事も進んでやるし、遊びにも夢中になる。でも30代は、「自立しているけど、どこか足りなくて、寂しい」と言う。結婚、仕事、仲間たちの変化も大きい。
「会社の後輩なんですよ、今の彼。仕事が遅く終わった日に『今日、泊まっていいっすか?』って。『下宿屋じゃないよ』って言ったんだけど……」
婚活仲間の意見は厳しい。“ボランティアやっている時間ないのよ、私たちは今日がいちばん若いってことを忘れないで”と。わかっているけど、彼の子供みたいな純粋さに魅かれてしまう。
「年下なんて、ペットと思うしかないですね。傷つかないですむように」
牧野香織さん(仮名)35歳
世田谷区在住
職業・出版社勤務OL
出身・東京都
昨年の年収・約630万円
部屋の広さ・28㎡
家 賃・9.5万円
居住歴・1年9カ月
部屋に上げた男性・7人
ベッドに上げた男性・2人
彼氏の有無・あり(4カ月)
結婚したい度 ★★★★★
子供欲しい度 ★★★★★
(写真&文・野澤亘伸)