連載

村田諒太×那須川天心

I'm Ready! 投稿日:2018.01.05 00:00FLASH編集部

村田諒太×那須川天心

 

―― 2017年、いちばん嬉しかったことを教えてください。

 

村田 僕は、10月の試合前の子供の運動会。家族揃っての運動会というイベントが楽しかったですね。家族というのは僕と妻と子供だけでなくて、僕の親父が来て、妻のお母さんが集まって一体になって、家族の輪というのを楽しんいでる瞬間がいちばん幸せでした。生まれてきて、今まででいちばん幸せだった瞬間かもしれないですね。運動会って、子供の成長を感じられるじゃないですか。一生懸命走ったり、集団行動している姿だったり。上の子も下の子もそれぞれで頑張っていて、それぞれの成長が見えて。走るのが早かったという以上に嬉しいんです。一生懸命やっている姿、成長している姿っていうのが嬉しいなと思えた瞬間だった。 親だから、こんな子供になってほしいと理想を抱きがちですけど、根本にあるのは一生懸命やっている姿に心打たれるのであって、そこがいちばん大切かなって思わされましたね。それは自分が競技をやっていて、手を抜いてしまったら伝わらない部分もあると思うし。そこの精神性って大事だなって思いますし、それを家族で共感できたのが、いちばん幸せだった瞬間かなって思いますね。

 

―― 運動会はタイトルマッチの2週ぐらい前だったじゃないですか。試合前の精神的にも身体的にもきついタイミングで、とてもいいイベントになりましたね。

 

村田 よかったですね。リレー終わった息子が僕のところに飛んできて「もう、心臓が飛び出るかと思ったよ」って言った瞬間に、パパも頑張ろうって思いましたしね。あれがすごく本当にいいきっかけをくれました。

 

―― 那須川選手は、今年いちばん嬉しかったことはなんですか?

 

那須川 いま考えてたんですけど、やっぱり試合ですね。格闘技は本当に好きでやっているんで、勝って、まわりに喜ばれるのが、いちばん嬉しいことなんじゃないかと思いますね。去年の年末あたりからちょっとずつ知名度が上がってきて、試合するたびに注目されてきて。毎試合、毎試合、嬉しいですよね。そのために僕もいい試合で絶対勝たなきゃいけないなっていうのもありますし、これからも頑張っていきたいなって思いますね。

 

―― 最後に来年に向けての抱負をお願いします。

 

村田 タイトルの防衛戦もありますし、まずはそこからですね、全力を向けて。あとは何が起こるかわかんないですけど、またそのあと考えます。

 

那須川 まだ今年は1大会残っているんですけど、その試合をしっかりやりたいです。来年も今までと変わらずに、勝ち続けていきたいなと思います。

 

murata_3

 

――対談を終えて。

 

村田 髪型とか見ていると派手なことを言う選手かと思っていたのですが、とても好青年でしたね。もう十分、出来上がっている選手ですが、これからいろいろ経験して多くを得ていくと思いますね。

 

――村田選手と対談していかがでしたか。

 

那須川 そうですね、初めてこういうふうに対談をして、凄い上の人だな、本当に世界にいる人だなと感じました。いろんな考えも持っているし。今日は感じるものが多かったです。自分もこういう選手にならないとダメなんだなと思いました。ベルトを持つだけではなくて、どういうチャンピオンになるかを考えて頑張りたいと思います。

 

<村田諒太 “I'm Ready”トップに戻る>

続きを見る
1234

連載一覧をもっと見る

連載 一覧を見る

今、あなたにおすすめの記事