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【木村和久のぶらり艶旅】五反田

連載FLASH編集部
記事投稿日:2016.03.17 18:00 最終更新日:2016.03.17 18:00

  五反田は欲望の街といわれているが、東側には高級住宅地の島津山、池田山があり、実業家や財界人の豪邸が並ぶ。

 

 五反田は高低差が結構あり、高台側はハイソで、駅周辺の目黒川近辺はエロ街と、住み分けができているのだ。

 

 五反田が風俗街として有名になったのは、ラブホテルの数が半端なく多いからだ。ホテヘルが多数乱立しており、いまでは店舗型風俗は一軒もない。

 

 そんなヌキの街だが、キャバクラも結構あって頑張っている。以前何度か行ったが、五反田は気取らず、本音を語れていい。しかもハズしたときの保険として、風俗が充実しているから、 オヤジが遊ぶには持ってこいだ。

 

 普通のキャバクラに1回行っても、何も起こらないから、今回チャレンジしたのは、熟女キャバクラだ。

 

 五反田の熟女キャバクラは、半熟キャバクラといわれて、30代後半ぐらいの女性が多い。完全に熟女になりきれず、ちょっと前までキャバクラにいて、居場所がなくなり、五反田に流れ着いた。 「私みたいな者でもいいんですか?」  とやたら謙虚なコが多いのが特徴だ。

 

 実際に行ったのはSという有名店。中は豪華でカラオケステージもあり、グランドキャバレーみたいだ。

 

 最初席についたのは、47歳という熟女。でも肌はきれいで、「若く見えますよ、ドモホルンリンクルで手入れしてるね」と、褒めるや、苦笑いしていた。

 

 子供は高校生という話を聞くと、人生を感じちゃってね。オレが狙ってる穴から、子供を出したんだから凄い。まあそっちが、正しい使い方をしてるわけでさ。

 

 しっとりと落ち着いた雰囲気の会話は、どこかで見覚えがあるなあ。そうだ、銀座や六本木のクラブのママだ。高級店のママとしゃべっていると思えば、その予算の10分の1で堪能できる。五反田はじつにステキな街ではないか。

 

 次に席についたコは36歳、出ました半熟姉さん。「エッチ好きでしょ」と言うや「ウン」と答える。「じゃ、いつする?」と聞いたら、そこは、はぐらかされた。当たり前だっちゅうの。

 

 昔スウェーデンはフリーセックスだから、誰とでもやれる都市伝説があった。同様に「熟女からセックスを頼まれる伝説」を期待したが、見事ハズれた。

 

 でも週末は行列が出来るというのだから、やっぱり熟女好きな人が多いんですな。ピースの綾部に報告しておかないとね。

 

(週刊FLASH 2015年9月15日号)

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