連載
【木村和久のぶらり艶旅】荻窪編その1
連載FLASH編集部
記事投稿日:2016.04.15 20:44 最終更新日:2016.04.15 20:44
おひさしブリーフです。前回、歌舞伎町の知ってるヘルスに行こうとしたら、なぜか閉店していた。諦めてほかを探しているとき、耳寄りな情報が寄せられたのだ。中央線沿線の激安ピンサロに口唇術の天才女子がいるとのこと。さっそく現場に急行だ。
タレコミしてきたのは、同業者で風俗好きのOさん。「生涯で一番のフェラテクですよ。これは絶対行くべきです」と、興奮気味に語ってきた。
長い夜遊び生活で、これぞ上手いと思うコに当たったのは、1回しかない。そのキャバ嬢は、有名エロ芸能人の愛人だったらしく、ソープ嬢並みのテクを仕込まれたそうだ。
そのテクを惜しげもなく披露されて、こっちは発射オーライしまくりだった。
まずは下調べだ。教えてもらったピンサロのサイトを見るや、そのコのプロフィルと出勤状況が告知してあった。特技は絶品フェラって書いてあるけど、なんで店側がその情報知ってるんだ?
どれスケジュールを見てと思ったら、ガーン、ずっと休みじゃん。これって釣り広告なんじゃないの。
Oさんに言うや、「風俗は休みが多いんです。すぐ現われますよ」と、能天気なことを言う。
けどね、我々の世界には締切りがあるんだよ。仕方ない、ほかのコもレベルが高いだろう。1回その店に行ってみることにした。
場所は荻窪だ。こんな住宅地の街と思うが、ガールズバーやピンサロの類いはけっこうあって、びっくりした。
さっそくその店に行くが、ネット割引を使うと3500円という。ピンサロってこんなに安いの? 入口でそのバキューム嬢のことを聞いたが、やはり休みだった。仕方ないので、フリーで適当につけてもらうことにした。
ピンサロなんて、世界のロンドン以来、30年ぶりだから要領を得ない。ボックス席といっても、上だけ空いている個室風だ。座っていると、ハタチの若いコがやって来た。
世間話をしていると、またたく間に上半身を脱がされて、膝の上に乗ってくる。すげえ〜。そこからは、揉んだり揉まれたりの、くんずほぐれつ状態となる。
ひと呼吸置いて、バキュームしてもらうが、吸引力がいまひとつだ。でもBGMのドリカムを聴きながら、ミラーボールの煌めきを見ていると、恍惚となる。ヴィスコンティ風に言うなら「ヘルスに死す」って感じか。ピンサロも悪くないなと思った。これで3500円は、ピンサロ界の富士そばだね。
サウナに行くなら、ここで局部を拭いてもらえば事足りるか。十分満足して、どれ体験記を書こうとした矢先、また新たな情報が寄せられたのだった。
(週刊FLASH 2015年11月24日号)