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【旬女の家庭訪問】沢村梢さん32歳
連載FLASH編集部
記事投稿日:2016.04.27 18:53 最終更新日:2016.04.28 18:38
高校時代は眉を細くし、茶髪でロン毛。偏差値は40台。卒業して地元でバイトしていたとき、大学に通っていた兄に言われた。
「ろくでもない男にはらまされて捨てられる人生だよ」
何も考えてなかった日々の、何かが弾けた。
猛勉強の末、早稲田大学に合格。就職は憧れから新聞記者を選んだ。が、「実際は格好よさの片鱗もない仕事でした(笑)」。
締切り、夜回りで出会いのチャンスもない。深夜に「居酒屋でイケメンの警察官の話をしているの私たちだけですよ」
合コンでは興味の対象になるが、盛り上がっても連絡先は聞かれない。入社してからつき合ったのは、3人続けて記者だった。
前の彼には結婚の話もされたが、家には行っていなかった。仕事が早く終わった夜、ふと寄ってみたくなった。
マンションに彼の車。見届けて帰ろうとしたが、「車内に何かの影が見えて。近づくとチャイルドシートでした…」。
その場に座り込んでしまった。
「取材不足。夜回りは大切だと身に沁みました」
沢村 梢さん(仮名)32歳
世田谷区在住
職業・新聞記者
出身・愛知県
昨年の年収・約600万円
部屋の広さ・38㎡
家賃・13.5万円
居住歴・1年
部屋に上げた男性・5人
ベッドに上げた男性・0人
彼氏の有無・なし
(写真&文・野澤亘伸)