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リオ五輪で咲き誇れ! 大和撫子たちの勝負服【バレーボール】
連載FLASH編集部
記事投稿日:2016.05.15 18:00 最終更新日:2016.05.16 16:23
女子バレー界を支えた竹下佳江が第一線を退いて4年、後を引き継いだセッターが宮下遥だ。
「物心つく前から、母親のママさんバレーを見に行って、自宅でも1歳下の妹とよくバレーボールで遊んでいました」
中学時代に岡山シーガルズに入団した彼女は、18歳から全日本の司令塔役をまかされてきた。
その重圧は大きく、会見中に「セッターが代わったから日本が弱くなったと言われるのが怖い」と、涙を流したこともある。
「そんなとき、竹下さんから『考えすぎじゃない? もっとシンプルに思いっきりやることが、遥ちゃんのよさでは』とア ドバイスされて、元気になれました」
リオ五輪の出場権をかけた世界最終予選が14日に開幕する。ここまで、息つく暇もない日々を送ってきた。
「オフの日はほとんど寮で寝ています(笑)。前回銅メダルだった日本がリオに出られなかったら、大きな事件になる。覚悟を持って臨みたい」
みやしたはるか 1994年9月1日生まれ 三重県出身 177cm 2009年、岡山シーガルズに選手登録され、14歳8カ月の史上最年少で試合出場。2012年のロンドン五輪後に、全日本女子の中心メンバーとして活躍
写真・伊ヶ崎光雄 取材&文・柳川悠二