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リオ五輪で咲き誇れ! 大和撫子たちの勝負服【レスリング】

連載FLASH編集部
記事投稿日:2016.06.05 18:00 最終更新日:2016.06.05 18:00

リオ五輪で咲き誇れ! 大和撫子たちの勝負服【レスリング】

登坂絵莉(22)

 

 試合の日は、宿舎で20分間、西野カナなどの曲を大声で歌ってから出陣。

 

「隣の部屋の後輩から苦情がきます(笑)」

 

 移動中は、お気に入りの「the pillows」の曲を聴いてテンションを高めるのがルーティン。

 

 マットの上では誰よりも声を張り上げ、野獣のような表情で相手と向き合う。しかし、マットを降りれば、可憐な乙女に変貌する。

 

「よく、二重人格だって言われます(笑)。オフの日は、スカートを穿いて買い物に行ったり、お酒を飲んだり。でも、レスリングのことを、つい考えてしまいます」

 

 初めて日本代表として出場した2012年の世界選手権48キロ級で2位になると、以降は59連勝。3度の世界王者に輝いたが、今年2月のアジア選手権で3年半ぶりに敗北を喫した。

 

「連勝記録が続くことで、無意識のうちに負けられないプレ ッシャーを感じていたことに気づいた。リオの前でよかった。初めての五輪は、絶対に金メダルを獲って、みんなを喜ばせたい!」

 

とうさかえり 1993年8月30日生まれ 富山県出身 9歳のときにレスリングを始め、小中学時代はタイトルを総なめに。至学館高校、同大学に進学し、現在は東新住建に所属しながら大学院に通う。2013年、2014年、2015年の48キロ級世界王者。 リオ五輪でも金メダルの大本命

 

写真・保高幸子 取材&文・柳川悠二

 

(週刊FLASH 2016年6月14日号)

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