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【木村和久のぶらり艶旅】中野編

連載FLASH編集部
記事投稿日:2016.06.10 21:00 最終更新日:2016.06.10 21:00

 中野のアーケード街のわき道に、無数の飲食店があるが、夜遊びの案内所も一軒ある。基本は健全な街だけど、店舗型の風俗店がわずかにあり、そこを訪ねてみることにした。

 

 行ってびっくりしたのは、待合室が待機オヤジの溜まり場だったこと。昔から「トレンチコートを着たやつを見たらヅラと思え」といわれているが、まんまビンゴの客がいて笑えたっす。

 

 女性を写真で選ぶが、即座に相手できるのが、まあまあ可愛かったのでラッキー。金壱萬四千円を払い、ほどなく部屋に通されるが、そこは昭和の匂いが充満していた。

 

 3畳ぐらいのスペースにシャワーに湯船と箱型のスチームサウナ、そしてマットがあり、完全な風俗仕様だもん。

 

 これ造るのにどんだけお金かかるやらだよね。しかも、ほかに転用できないし。新橋じゃ使い道がないからって、レンタルルームになってましたな。

 

 お姉ちゃんの顔を見るより、内装をキョロキョロ。立ったまんまシャワーで洗ってもらうと、遮断機も上がりだした。そのまま、マットへ転がりこんで戦闘開始。

 

 相手はメイドだから、「ご主人様、よろしくお願いします」と来たもんだ。なんか自分が偉くなったような気になって嬉しいなあ。

 

 プレイは濃厚なディープキスで始まった。オレ完全に受け身じゃん。 「ご主人様、次は何にしましょうか?」って聞くから、ヘソの下を指差して、これかなと。さあ始まりました、濃厚メイドフェラ。

 

 うちの亀仙人が集中攻撃されて、ノックアウト寸前。気を紛らすために、こっちは指でグリグリ反撃をする。お互いにせめぎ合って、いいリズムになってきた。

 

 これでフィニッシュかと思いきや、突如「ちょっと痛いかもです」と言うではないか。ガ〜ン!  不覚なり。興奮して激しくしてしまったのだ。「おいじり先生」のつもりが、いつの間にか「しくじり先生」になってしもうた。

 

 気を取り直して、一本抜けたのは良し。風情あるお遊びを堪能できたかなと。帰り際にアンケートが配られて、書くことに。フィニッシュは何でしたって、なんで俺の性癖を、お前らに告 白せにゃならんのよ。こんなとこでビッグデータに活用しようとはね。

 

 風俗店の人気フィニッシュは素股でしたって、いったい何に役立つことやら……。

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