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リオ五輪で咲き誇れ! 大和撫子たちの勝負服【フェンシング】
連載FLASH編集部
記事投稿日:2016.06.26 14:00 最終更新日:2016.06.26 14:00
幼いころから福井県にある劔(つるぎ)神社に初詣に行っていたという青木千佳は、武生(たけふ)商業入学時に初めて剣を握った。
東京での暮らしは9年になるが、いまだ福井弁が抜けない。
「地元が大好きなんです(笑)。リオ五輪には武生商業の先輩3人と一緒に出場するので、心強いです。高校は違いますが、4年前のロンドンでは、太田(雄貴)先輩たちが団体で銀メダルを獲って、日本人でも世界と戦えることを証明してくれた。私も続きたい」
相手を突く動きのフルーレやエペに比べ、剣で相手を斬る動きのサーブルは、「一瞬で勝負が決まるのが醍醐味」と言う。
「体は小さいけれど、相手が一歩動くところを二歩、三歩と動いてスピードで勝負したい。目標はメダルです」
座右の銘は「自流」。
「人に流されずに、自分のやり方を貫くという意味だと捉えています」
玄関にその言葉を書いた紙を貼って、出かける際に、必ず目に入るようにしているという。
あおきちか 1990年2月21日生まれ 福井県出身 フェンシングの名門として知られる武生商業高校入学とともに競技を開始。日本大学入学後、フルーレからサーブルに転向した。2015年アジア選手権で、銀メダルを獲得。ネクサス所属 写真・中村博之/PICSPORT 取材&文・柳川悠二