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リオ五輪で咲き誇れ! 大和撫子たちの勝負服【レスリング】最終回
連載FLASH編集部
記事投稿日:2016.07.03 15:00 最終更新日:2016.07.03 15:00
病床の釈迦の枕元に咲いていたとされる沙羅双樹(さらそうじゅ)が、名前の由来だという。そう聞けば、マット上の土性沙羅の表情も、如来像に見えてくる。
「えへへへ、そうですか(笑)。名字も日本に少ないらしく、 一度覚えてもらえたら、忘れられないのでありがたいです」
吉田沙保里の父・栄勝氏(故人)にレスリングを教わり、高校時代に67キロ級の全日本王者となって以降、国内では無敵。
しかし、世界選手権では金メダルに届いていない。
「海外選手は背が大きかったり、すっごい筋肉質だったりするんですが、体格差はあまり感じません。自分みたいに小柄な選手(159センチ)は、むしろ相手がやりづらいと思います。万全の状態で五輪を迎えて、初めての世界王者になりたい」
ふだんのファッションは?
「上はメンズのシャツを着ることが多いですが、下はスカートも穿きます。入るのが見つかればですが…(笑)」
どしょうさら 1994年10月17日生まれ 三重県出身 父親が高校時代に指導を受けた吉田栄勝氏の「一志ジュニア教室」で、レスリングを始める。67キロ級の代表として出場した世界選手権は、2013年が3位、2014年2位、2015年3位。至学館大学4年生