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黄金のミドル級時代「歴史に残る4強の戦い」

I'm Ready!FLASH編集部
記事投稿日:2017.03.09 12:00 最終更新日:2017.05.22 16:25

絶対最強王者 ゴロフキンの登場

 

黄金のミドル級時代「歴史に残る4強の戦い」

 

その後もミドル級は注目を集め続け、現在も多くのスター、あるいはスター候補がしのぎを削っている。その中心に君臨するのが、カザフスタン出身のゲンナジー・ゴロフキンである。

 

2004年のアテネ五輪で銀メダルを獲得したゴロフキンはプロデビューすると自慢の強打でKOの山を築き、36戦36勝33KO無敗をマーク。世界タイトルマッチの17連続KO勝利は、ウィルフレド・ゴメスと並ぶ世界記録であり、現在は主要4団体のうちWBA、WBC、IBFの3団体の王座を保持している。絶対王者とはゴロフキンのための言葉であろう。

 

残る1団体、WBOの王者が英国のビリー・ジョー・サンダース。こちらはまだ初防衛戦を成功させただけで、活発に試合をおこなわないこともあり、ゴロフキンと比べると影が薄い。そして4団体にはもう一人チャンピオンがいる。WBA王者のダニエル・ジェイコブスだ。

 

さきほどゴロフキンがWBA王座を保持していると書いたが、正確にはゴロフキンが“スーパー”王者で、ジェイコブスは“レギュラー(正規)”王者。ゴロフキンのように長く防衛したり(現在16度)、他団体との王座を統一したりすると、スーパー王者に昇格するケースがある。チャンピオンが2人いるという事態に疑問は消えないかもしれないが、正しく現状を記すと、こういうことになる。

 

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