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村田諒太「プロデビューして考えたこと」I'm Ready! 投稿日:2017.04.14 21:11

村田諒太「プロデビューして考えたこと」

 

ボクサーは、いかにリング上で勇ましく振る舞っていても、精神的な重圧と戦っている。元WBC世界バンタム級王者・辰𠮷𠀋一郎(大阪帝拳)。日本史上最大のカリスマといわれる辰𠮷𠀋一郎でさえ、試合前はときにトイレで一人怯えていたというエピソードがある。村田もまた、2013年8月のデビュー戦前夜には、耐えきれぬ恐怖から父親に電話をかけたことを明かした。

 

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「オリンピックのボクシングルールなら100戦以上やりましたけど、プロボクシングのルールでは一度も戦ったことがない。それなのに日本と東洋太平洋の両方でチャンピオンの柴田明雄さんが相手というのは、僕にとっては未知数な要素が多すぎる冒険でした。控室でグローブをつけたとき、『プロだとこんなに薄いのか』と、緊張しました」

 

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 村田は、プロデビュー戦の前、米国ラスベガスでキャンプを張った。このキャンプで、多くの関係者から、「オリンピックで使ったスタイルはプロでは通用しない」と意見され、まったく新しいスタイルを模索することに。その結果、逆にスタイルが崩れる、という状態を繰り返した。

 

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 ところが、結果は2ラウンドに村田が渾身の右ストレートでTKO勝ち。柴田もまた、かつてスパーリングで自分を圧倒的に打ちのめした村田との試合に、トラウマめいた重圧を背負っていたのだ。

 

 試合開始直後、村田が牽制するように放った何発かが、幸運にもすべて的中。柴田はそのスパーリングの「トラウマ」を思わず顔に出してしまった。それを見て村田はわずかに精神的なゆとりを得た。

 

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