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【村田諒太インタビュー】Vol.6「減量とトレーニング」
I'm Ready!FLASH編集部
記事投稿日:2017.05.08 12:00 最終更新日:2017.05.22 16:40
──順応が体力強化のポイントということですか?
トレーニングで身に着けたスタミナも、今はこの体に順応していますけど、人間は楽なほうに順応しやすい。だからある程度継続的に、スパーリング期に入っても1週間に1回くらいやっていかないと、体力のレベルは落ちてしまう。高強度のトレーニングはそれこそ倒れるくらいきついわけです。でも、スパーリングって倒れこむほどきつくはない。高強度のトレーニングをちゃんと1週間に1回くらいやっておかないと楽なほうに順応してしまう。だから月、水、金にスパーリングをして、土曜日は高強度のトレーニングにしてやっていく。そういうメニューにする予定です。
──いわゆる筋力トレーニングはやりますか?
ほぼやったことがありません。というのは、やってよかったことがなかったからです。けがのほうが多かった。でも今は体の使い方もだいぶわかってきて、なんで筋トレが必要なのかとか、知識で理解できるのでリスタートしてもいいのかなと思っています。ただ、次の試合には間に合わない。いま体力系のトレーニングをやっていて、筋トレもプラスしたら体がパンクしちゃいますね。
──スパーリングはどれくらいやりますか?
いつから始めるかによりますけど、ラウンド数でいくと100ちょっとくらいになると思います。だいたい帝拳ジムの場合は試合の3週間前に12ラウンドのスパーを組みます。12ラウンドやる週は最高強度になるので、その前後は落とすことを考えると、4月の最終週が最高強度になって、その前後を少し落として、またちょっと強度を上げて。そうやって試合まで持っていくつもりです。
撮影/網中健太