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【村田諒太インタビュー】Vol.8「エンダム戦について」I'm Ready! 2017.05.15

【村田諒太インタビュー】Vol.8「エンダム戦について」

 

■エンダムは、「戦うことをすすめたくないボクサー」

 

──エンダム(WBA 1位)についてお伺いしましょう。海外の試合をよく見る村田選手ですから、エンダムもミドル級のトップのボクサーとして、かねてチェックしていたと思います。どんなボクサーですか?

 

 そうですね。僕もそう思いますけど、だれもが彼と戦うことをすすめないと思います。まず何回倒しても立ち上がる。それで足を使うのがうまくて、めちゃくちゃ戦いにいく。そのわりには、そんなに評価は高くない。だから、戦うことのリスクがすごく高い選手だと思います。

 

 

──確かに、世界的にすごく有名とはいいがたい選手です。

 

エンダムとは、だれが戦ってもタフファイトになる。2012年10月にピーター・クイリン(当時のWBO王者)と戦って、5回、6回と倒れても立ち上がって、その後のラウンドは支配していました。デビッド・レミュー(当時のIBF王者)のときも4回倒されて、そのあとがんばってフルラウンドまでいっています。最終的なスコアもそれほど開いていません。そういう意味ではいやらしい選手ですね。

 

 

──ミドル級であれだけ立ち上がってくる選手はあまり見たことがありません。

 

 いないですね。打たれ弱いんでしょうけど、コロッと転んでパッと起きるという、トリニダードのようなタイプかもしれませんね。パンチもありますしね。それこそ直近でいえば昨年12月のアルフォンソ・ブランコ戦は20秒でノックアウトしていますし。そういう意味では僕の中では評価の高い選手ですし、彼に勝ったらチャンピオンでいいと思いますね。ビリー・ジョー・サンダース(現WBO王者)とやって勝つよりも価値があると思います。

 

 

──話を聞いたときは「やりにくそうだ」と、「やりがいがある」が半々くらいの気持ちでしたか。

 

 やりがいがあります。彼に勝ったら自分の中でチャンピオンと名乗っていいだろうと。もちろんGGG(3団体統一王者ゲンナジー・ゴロフキン)がいます。彼がいる限りはそうとは言い切れないでしょうけど、それでもいいのかなと思いますね。

 

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──かなり研究している様子がうかがえます。

 

 一世一代の勝負ですから。また人生をかけるときがきたのかと思うと、面白いですね。オリンピックのときに人生かけるときがきたと思いましたけど、あれから早いような長いよう……でもあっという間ですね。子どもだってこの前生まれたと思ったらもう6歳ですからね。人生あっという間だから、別に恐れることはないなと思っています。どうであれ生きていくのでしょうから。

 

撮影/網中健太

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