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村田諒太、“スタートライン”に立つ 初防衛成功!

I'm Ready!FLASH編集部
記事投稿日:2019.12.26 11:00 最終更新日:2020.01.06 19:47

村田諒太、“スタートライン”に立つ 初防衛成功!

 

 

 

 

 


 この勝利で村田はビッグマッチへのパスポートを手にしたようだ。村田を帝拳プロモーションと共同プロモートするアメリカのトップランクCEO、ボブ・アラム氏は試合後、「オリンピックの前に村田をカネロ・アルバレス、トリプルG(ゴロフキン)と東京ドームで対戦させたい」とビッグプランをぶち上げた。


 カネロは2018年にDAZNと日本円に換算して400億円をこえる11試合で3億65000万ドルという超大型契約を結んだ、いまや世界ナンバーワンのボクシング界のスーパースターだ。そのカネロが村田と対戦するというのか?
 アラム氏の言葉を引き継ぎ、カネロをバックアップするゴールデンボーイプロモーションズのロベルト・ディアス氏は「カネロがぜひ日本で試合をしてみたいと言っている。年明けから本格的な交渉に入りたい」と明言した。日本まで村田の試合を見に来ている以上、現実味のある発言ととらえていいのだろう。
 帝拳プロモーションとしても、今後はただ防衛回数を重ねるような試合をするつもりはなく、多少試合間隔があいたとしても、カネロかゴロフキンとのビッグマッチを狙っていく方針だ。

 

 世界にはメジャーと言われるチャンピオン認定団体が4つ存在し、さらには暫定だ、フランチャイズだ、ゴールドだとその存在価値がやや薄い「チャンピオン」が増え続け、一つの階級に世界チャンピオンが6人も、7人もいることが珍しくなくなった。だが、村田はこの試合の内容、結果で、選手の層が厚く、日本人には難しいと思われていたミドル級で、完全に世界的に認められたのだ。
村田のいう「トップ・オブ・トップ」を求める戦いが始まろうとしている。

 

写真/山口裕朗

 

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