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◎地銀・第二地銀、信金・信組の再編が進まない理由は、保身? それとも 勲章?
◎8年後も生き残れる銀行員、地金(ちきん)パーソンの処世術とは?
内容紹介
仮に自分の働く銀行が負け組になった場合、統合で新しくなった銀行、あるいは銀行グループの中での出世の機会は当然のことながら減る。吸収される(買われる)ほうがする(買う)側よりも割を食うことは古今東西の銀行合併の事例からも明らかだ。最近ではメガバンクでもそれが顕著だ。ならば、自行が勝ち組になってほしい(それも買う側で)と願うのはごく普通だ。では何をもって勝ち、負けと判定すべきだろうか。銀行名が残る、本店が動かない、新しい銀行のトップ(頭取)のポストを確保する、どれももっともな判定基準のように思われるが、私はそのどれも最早あまり重要なポイントだとは考えない。(本文より。一部改変)
目次
【1章】現下の銀行勢力図
【2章】2017年の銀行を巡る動き
【3章】銀行員の生き方の今、昔
【4章】銀行員の生き残り法~再編時における一般行員の身の振り方~
【5章】再編の先読みと立ちはだかる内なる壁
【6章】信金、信組は業態転換で活路を見出せ
【あとがき】経営者の保身が地域と国を危うくする
著者紹介
津田倫男(つだみちお)
1957年島根県松江市生まれ。企業アドバイザー。22年の銀行、投資会社勤務を経て、2001年に独立。企業、金融機関、自治体などに戦略助言、人材育成支援などを行う。一橋大学、スタンフォード大学経営大学院卒。著書に『老後に本当はいくら必要か』(祥伝社新書)、『地方銀行消滅』(朝日新書)、電子書籍『今こそ十代留学』など。

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