『コミュニティー・キャピタル論』購入のご案内
- 繁栄する組織に共通するものとは?最新のネットワーク理論とフィールド調査から考察。
- 内容紹介
- 本書では、最新の社会ネットワーク理論と綿密なフィールド調査に基づき、特定のコミュニティーにおけるメンバー間の「同一尺度の信頼」がもたらす”つながり力”に着目する。「売り手よし、買い手よし、世間よし」の「三方よし」で知られた近江商人、近年、国際的に大活躍する温州人企業家のネットワーク、さらに、高い競争力を維持するトヨタのサプライチェーンなど、優れたパフォーマンスを示すコミュニティーの特徴とは?その経済繁栄はいかにして生まれ、長く維持されるのか。ビジネスのヒントを探る一冊。
- 目次
- 【はじめに】
【第1章】広がってつながる近江商人
【第2章】生きる術としてのコミュニティー・キャピタル
【第3章】温州人コミュニティーの伸展
【第4章】異国で繁栄する企業家たち
【第5章】進出先社会との共存共栄を求めて
【第6章】企業間コミュニティーが成功するには?
【第7章】危機マネジメント能力
【第8章】繁栄のためのコミュニティーとは - 著者紹介
- ●西口敏宏(にしぐちとしひろ)
- 一橋大学名誉教授・特任教授。1952年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。ロンドン大学社会学修士、オックスフォード大学社会学博士。専門は組織間関係論。経産省、防衛省等の委員歴任。著書に『遠距離交際と近所づきあい』(NTT出版)、辻田素子氏との共著に『コミュニティー・キャピタル』(有斐閣、中小企業研究奨励賞、日本ベンチャー学会賞受賞)などがある。
- ●辻田素子(つじたもとこ)
- 龍谷大学経済学部教授。1964年生まれ。京都大学文学部卒業。京都大学文学修士、ロンドン大学経済学修士。一橋大学大学院商学研究科博士課程単位取得満期退学。専門は中小企業論、地域経済論。滋賀県中小企業振興審議会委員、京都老舗の会特別会員等を務める。