『社会をつくる「物語」の力』購入のご案内
- ・内容紹介
- AI、宇宙探査、独裁の再来、思想統制、核戦争の恐怖…現代世界で起こるあらゆる事象は、小説家やアーティストによる「フィクション」が先取りしてきた。同時に、学問研究や科学技術の進歩が、新たな創作への想像力を掻き立てる。まさに現実とフィクションは互いに触発し合い、発展していく。憲法学者とSF作家の希有なコンビが、『1984』『指輪物語』『飛ぶ教室』などの名作を参照しながら政治、経済、科学を縦横に巡り、来るべき社会を構想する。
- ・目次
- 【第1部】法律は物語から生まれる(法学の基本発想/エンジニアとしての法律家/フィクションと現実/AIと人間の違い/フィクションから社会へのヒント/ゲームという模擬社会)/【第2部】社会の構想力(トランプ現象と向き合う/物語とリベラリズム/読書と民主主義/リベラルデモクラシーの条件/完璧な法律/法律にできること)/【第3部】SFが人類を救う?(「架空人」という可能性/ロボットの経済政策/ベータ・テストの重要性/物語に見る権力)/appendixトールキンとケストナー
- ・著者紹介
- 木村草太(キムラソウタ)
- 1980年、神奈川県生まれ。東京大学法学部卒業、首都大学東京法学系教授
- 新城カズマ(シンジョウカズマ)
- 作家、架空言語設計家。京都造形芸術大学客員教授。『サマー/タイム/トラベラー』(全2巻、早川書房)で第37回星雲賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)