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検証 検察庁の近現代史

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注目の憲政史家が問う、「精密司法」の正義と矛盾。代表作『検証 財務省の近現代史』以来、6年ぶりの超大作。
●内容紹介
「精密司法」と呼ばれる日本の検察。事件の起訴を行った場合、ほぼ100%の確率で有罪となる。極端に言えば、警察が逮捕した犯罪者を、不起訴にして無罪放免にできるほどの力を持っているのが検察庁である。では、その検察とは、いったいどんな組織なのか。本書では、近代司法制度がスタートした明治時代から、熾烈な派閥抗争、政治との駆け引きに明け暮れる昭和の時代、そして多くの不祥事で揺れる現在までの検察庁の軌跡を概観。はたして、日本の検察に正義はあるか。そこに日本の良心はあるか。注目の憲政史家が、一つの官庁の歴史を通して日本の近現代史を描く渾身の一冊。
●目次
はじめに 裁かれるのは誰か
【序 章】巨大権力
【第1章】司法省
【第2章】平沼麒一郎
【第3章】「憲政の常道」から敗戦へ
【第4章】占領期
【第5章】指揮権発動と〝眠る〟検察
【第6章】黒い霧事件と田中金脈政変
【第7章】ロッキード事件
【第8章】リクルート、竹下登、大蔵省解体
【終 章】有罪率九九・九%、検察の正義とは?
おわりに 矛盾の存在
●著者紹介
倉山満(くらやまみつる)
1973年香川県生まれ。憲政史家。中央大学大学院文学研究科日本史学専攻博士後期課程単位取得満期退学。大学講師やシンクタンク所長などを経て現職。現在は著述業の他、インターネット上で大日本帝国憲法を学ぶ「倉山塾」、毎日YouTubeで配信している動画番組「チャンネルくらら」を主宰。主な作品に『検証 財務省の近現代史』(光文社新書)、『嘘だらけの日米近現代史』(扶桑社新書)、『国際法で読み解く世界史の真実』(PHP新書)、『大間違いの織田信長』(KKベストセラーズ)などがある。

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