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テレビの照明さん、なかなかリモートワークできない現場の苦労

芸能・女子アナFLASH編集部
記事投稿日:2020.04.26 16:00 最終更新日:2020.04.26 16:00

テレビの照明さん、なかなかリモートワークできない現場の苦労

 

 こんにちは。フリーアナウンサー花崎阿弓です。
 現在、新型コロナウィルスの感染拡大を防ぐため、テレビ局では最少人数で収録がおこなわれています。

 

 スタジオでは、カメラを回すカメラマン、指示を出すディレクター、出演者をフォローするアシスタントプロデューサーなどが働いています。番組によってはディレクターがカメラを回したり、ADが出演者のフォローをしたりと、仕事内容が異なることはありますが、それぞれ番組作りには欠かせない人たちです。

 

 

 そのなかでも、女優さんたちが大切にしているのが「照明スタッフ」です。
 照明がきれいに当たれば顔がきれいに見えるので、女優さんによっては、専属照明スタッフを連れてくることもあるほどです。

 

 ひな壇がある番組では、どの出演者にも光を当てて、なおかつ影が出ないようにしなければなりません。
 そのため、出演者が入る前夜もしくは当日の早朝から、照明の準備を始めていらっしゃいます。
 

 私が、「女子アナVS芸人」というテーマで『ウチのガヤがすみません!』(日本テレビ系)に出演させていただいたときも、30人以上がひな壇に上がっていましたが、ありとあらゆる角度から照明が当たっていました。

 

 照明を担当する方は1人ではなく、責任者とその指示に従って光の調節をするオペレーターさんが存在します。

 

 いまはコロナ対策として人数を減らさなければなりませんが、スタジオでライトの確認をしなければならないので、なかなかリモートワークはできません。また、照明は重い器具を用いるため、数人がかりの作業が必要だったりします。最低限の人数になると、現場は大変です。

 

 ちなみに、高いところにのぼって照明を当てることもあるため、高所作業の資格も必要だそうです。

 

 照明さんは、実際にカメラを通したらどんな色になるのかを確認するので、色調調整もおこないます。色に異変があるまま放送してしまうと、それを視聴した人たちによっては光過敏性発作を起こして気分が悪くなる人もいるからです。

 

 テレビの裏側では、こうした数多くのプロフェッショナル技術者が関わっているのです。

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