真っ赤な服にド金髪。ワイルドな風貌に加えて、バイセクシャルまで公言する、お笑いコンビ「メイプル超合金」のボケ担当・カズレーザー(31)。
その強烈すぎるキャラクターには、演技を疑ってしまう人も少なくないはず……。そこで今回真相を確かめるべく、彼が青春時代を過ごした地に向かってみると、衝撃の事実が明らかになった。
「バイセクシャルに興味を持ったきっかけは、高校3年のときの、ある先生の影響だと思います」
こう証言するのは、高校の同級生だ。
「その先生が最初の授業で、『私はバイセクシャルです。妻子もいます』とぶっちゃけたんです。クラス中がドカンとウケて、初めはレッド(カズレーザーの当時のあだ名)を含めた数人は、『両刀ってマジカッケーよな!』なんて軽いノリで騒いでたんですが……」
急速に先生に惹かれる出来事が。
「小論文のテストが書けずに、ポケモンの名前を全種類書いたヤツがいたんですが、その先生はABC評価でBをくれた(笑)。先生は変わってたけど、ものの見方がすごくフラットな人でした。『高校最後の授業はアイツで終わりたい!』と、隣のクラスでおこなわれていたその先生の授業を、レッドたちは忍び込んで受けたほどでした」
いまやクイズ番組で優勝するほどの博識ぶりも高校のころからだという。
「知識量がすごくて、彼の『○○みたいじゃん』というたとえを理解できないこともよくありましたね」
同志社大学に進学したカズレーザーがお笑いサークル・喜劇研究会で組んだのが、漫才コンビ「フルハウス」。元相方で「さらば青春の光」の東口宜隆(30)が当時を述懐する。
「まず普通じゃないのがレッドさんのネタの作り方。『○分の漫才なら、×回ボケる』とかが計算してあるんです。学内の漫才大会では毎回1位でした」
しかし2003年に出場した『M‐1グランプリ』は一回戦敗退だった。
「それでも落ち込んだりせず、『実家のサクランボ農園継げばいいし』とか言う。たまに『ネタ合わせしよう』って呼ばれると、四畳半の彼の家には赤いサンドバッグだけ。さすがにこのときは、『こんなとこでネタ合わせする人とはおられへん!』って思った(笑)」
カズレーザーは昔から赤色を愛し、つねに堂々と振る舞う頭脳派だったのだ。
<高校時代の「真っ赤」エピソード>
●高校入学で「赤い服」デビュー
進学校に通っており、生徒の自主性を重んじる校風のため私服だった。金髪に赤い服は高校1年から。「中学生のころは、まだ赤い服ばかりではなかった」(同級生)
●十八番の決め手は「ケチャップ」
高校時代はカラオケに行くと、森高千里の『ロックン・オムレツ』を全力で歌っていた。「ケチャップが赤いから反応していたんだと思う。本当にそんな理由」(同級生)
●「ミートソース」以外選ばない!
「高校の最寄り駅近くにある、行きつけのパスタ店では絶対にミートソースの大盛りしか食べなかった。赤いソースの色が好きで、食べ続けていた」(同級生)
●「『レッド』って呼んで!」
「赤いエナメルの服を着て、ガタイもいいからちょっと怖かったが、大学では自分から『レッド』と名乗り、追っかけの女のコもいた」(サークルの後輩)
(週刊FLASH 2016年7月12日号)