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女子アナ日下千帆の「美女は友達」ソムリエYouTuber

芸能・女子アナFLASH編集部
記事投稿日:2020.06.04 16:00 最終更新日:2020.06.04 16:00

女子アナ日下千帆の「美女は友達」ソムリエYouTuber

日下アナ(左)と紫貴さん

 

 今回ご紹介する美女は、就職氷河期の荒波を乗り越え、強い意志と努力によって着実に成長を続けるソムリエ、紫貴あきさんです。

 

 現在、ワインスクール「アカデミー・デュ・ヴァン」で講師として活躍している紫貴さんは、J.S.A.ワインアドバイザーコンクール優勝(2016年)、第2回ボルドー&ボルドー・シュペリュールワイン ソムリエコンクール3位入賞(2018年)など、国内外のコンクールで輝かしい成績を残されています。

 

 

コンテストで優勝

 

 紫貴さんが就職活動をしたのは、就職超氷河期といわれる時代でした。当時は、4年制大学を出ても正社員になれない大卒フリーターの存在が社会問題になっていました。

 

「書類選考は通過しても、最終面接で男子学生に席を奪われるという悔しい経験を何度もしてきました。内定をいただけたのは、ITバブルで求人が増えていたSEのお仕事だけでした。やりたいこともよくわからないまま、社会に押し出された感じでした」

 

 苦しい就活の末、ようやくつかんだ正社員のポジションでしたが、昼夜逆転でひたすらPCに向かう生活に体が適応できず、通勤電車で倒れたのをきっかけに1年で退社。

 

 次に入社したのは、ワイン専門商社でした。
 1995年に田崎信也さんがソムリエコンクールで優勝し、日本でもちょうどワインブームが起きた頃でした。当時の紫貴さんは、ワインについての知識はほとんどなく、面接で「どんなワインが好きですか?」と聞かれて「赤ワインです」と恥ずかしい回答をしてしまったそうです。

 

「転機となったのはソムリエ試験でした。ワインは歴史、哲学、化学、植物学、聖書というあらゆる分野の知識が必要とされる、神秘に満ちたお酒であることがわかり、ワインをもっと学びたい、本質に近づきたいという飢えと渇きを覚えました」

 

 その後、会社をやめて渡米。語学学校に通いながら、米国ワインエデュケーター協会が発行する資格試験に次々と挑戦し、合格していきました。ワインの資格試験を通じて、自らが学ぶ楽しみを経験した紫貴さんは、昨年からYouTubeで「大人の勉強会」というオンラインサロンを主宰されています。

 

「こちらの会では、時間的に制約のある社会人の皆さんに、学びのサポートをしています。学ぶと人生が豊かになりますよ」

 

 そのご意見に、私も100%同意いたします。生涯学び続け、新たな知識やスキルを身につけるのは楽しいですよね。

 

授業風景

 

 紫貴さんは、現在もこの夏の大きなチャレンジのために猛勉強されています。8月3日、4日の2日間、3年に1度開催される全日本最優秀ソムリエコンクールの本選に出場するのです。コンクールの模様はFacebookで生中継されます。優勝すると、2022年にパリで開催される世界最優秀ソムリエコンクールの出場権を勝ち取れます。

 

 努力家の紫貴さんが、日本代表としてパリへの切符をつかめるよう、当日は中継を見ながら応援させていただきますね。

 

日下千帆(くさかちほ)
 1968年、東京都生まれ。1991年、テレビ朝日に入社。アナウンサーとして『ANNニュース』『OH!エルくらぶ』『邦子がタッチ』など報道からバラエティまで全ジャンルの番組を担当。1997年退社し、フリーアナウンサーのほか、企業・大学の研修講師として活躍。東京タクシーセンターで外国人旅客英語接遇研修を担当するほか、supercareer.jpで個人向け講座も

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