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【独占告白】豆柴の大群、未成年飲酒報道と新曲『FLASH』の舞台裏

芸能・女子アナ 投稿日:2020.06.14 20:00FLASH編集部

【独占告白】豆柴の大群、未成年飲酒報道と新曲『FLASH』の舞台裏

ナオ・オブ・ナオ

 

「ハイ、チーズ!」
 5月13日、このフレーズで始まる “ある曲” のMV(ミュージックビデオ)が、YouTubeを通じて世間に発表された。その曲のタイトルは『FLASH』。本誌2月18日発売号のスクープ報道を元に作られた、アンサーソングである。

 

 同曲は、『水曜日のダウンタウン』(TBS系)発のアイドルグループ「豆柴の大群(以下・豆柴)」のシングル曲として、5月14日にデジタル配信がスタートされ、6月10日に発売された1stアルバム『スタート』の2曲目にも収録されている。

 

 題材になった「報道」とは、豆柴のリーダーであるナオ・オブ・ナオ(20、以下・ナオ)が、一般人だった2018年11月の19歳当時に、友人たちと未成年飲酒をしたというものだ。本誌の取材に対しナオは、所属事務所のWACKを通じ、事実関係を全面的に認めた。

 

 

 同事務所の代表取締役・渡辺淳之介氏は、関係各所やファンへの深謝とともに、「事態の重さを鑑みて、ナオ・オブ・ナオに関しては深く反省を促し、今後このようなことがないよう、しっかりと監督し、今まで以上に豆柴の大群の活動に精進させたいと存じます」という公式声明を発表。退所・謹慎の措置を取らずに活動を続けさせる方針を示した。

 

《夢を真っ青にした閃光》……歌詞に込められた「表現者の意志」

 

 豆柴の楽曲『FLASH』のサビには、すべてこの一節がある。

 

《夢を真っ青にした閃光》

 

 同曲の作詞家は「JxSxK」。WACK代表の渡辺氏が、作詞をする際のペンネームだ。渡辺氏は、豆柴誕生よりずっと以前から、「BiS」や「BiSH」といった同社を代表するロックアイドルたちの楽曲作詞と、プロモーションにおけるプロデュース全般を手掛けてきた “名物プロデューサー” だ。

 

「FLASHさんからお問い合わせをいただいた日、夜遅くだったと思いますが、すぐにナオに電話して事実確認をしたんです。そしたら彼女が、『事実です……』と。

 

 僕も、“お先真っ暗” な心境だったんですが、電話越しなのに、顔面蒼白になっているナオの顔が目に浮かんで。そのときの印象を、このフレーズに落とし込みました。

 

 当時、アルバムの制作が進んでいたので、じつは報道されたあとすぐに、曲はできていました。ナオとも、ナオの親御さんともたくさん話をしまして、僕のほうでは全体を通して、『ナオの報道されたときの気持ち』を歌詞にしたんです」(渡辺氏、以下同)

 

 ではなぜ、スキャンダルを楽曲にする方法を選んだのか。

 

「僕らの音楽は『ストーリー』を大切にしていて、いま起こっていることが、すごく反映されています。たとえば、あるグループで誰かが脱退したときに、ただ見守るんじゃなくて “さよならソング” を作ったり。

 

 ですから『FLASH』も、その流れのなかで出すことに決めました。報道に対する怒りではなくて、『やってしまった』という “後悔の歌” です。一番に感じて頂きたいのは、『間違っていたのは理解している』ということ」

 

 当のナオ本人は、どう感じていたのだろうか。

 

「私の過去の過ちが報道されることを、渡辺さんからお聞きしたときは、まず『周りのみなさんに、ご迷惑をおかけしてしまう』と思って、顔面蒼白になりました。

 

 飲酒現場にいた当時は、一度(地元・北海道を中心におこなっていた)芸能活動をやめて就職していた時期で、『自分はもう、芸能はやらない』と決め、ある種の自暴自棄になっていて、何も考えていませんでした。とても後悔しています。

 

 だから、『FLASH』の歌詞を初めて見たときは、『私が書いたわけじゃないのに、私の気持ちを代弁してくださっていて、すごいな』と、素直に思いました」(ナオ)

 

 同曲には、ナオ本人が書いたかと見紛うような、後悔と反省、困惑の言葉が並ぶ。一方で、《あんたはどうなんだ》《ほっといてほしいよ》《次はどこかな もう嫌です》など、ユーザーに揶揄されるリスクをはらんだフレーズも存在する。

 

「『芸能人は公人だから模範であるべきだ』というご意見も、理解しています。そして何より、『成人になる前に、お酒を飲んだことがある人も多いですよね』という言い方だけはしてはいけない、と思っています。

 

 でも表現者として、僕たちもイチ人間なんだ、ということも含め、『自分たちがどう思っているかを伝えなければならない』とも思っているんです。

 

 たとえば《あんたはどうなんだ》は、今回のように、過去のことでどうしようもないときに、言い訳をしてしまいそうになる『弱い気持ち』を、自戒を込めて表現しました。ナオや豆柴のメンバーというより、書いた僕の気持ちなんですけどね(苦笑)」(渡辺氏)

 

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