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女子アナ日下千帆の「美女は友達」多彩すぎるバイオリニスト

芸能・女子アナ 投稿日:2020.07.23 16:00FLASH編集部

女子アナ日下千帆の「美女は友達」多彩すぎるバイオリニスト

日下アナ(右)と山瀬さん

 

 つかの間の晴れ間がいとおしい梅雨の日本列島ですが、今回ご紹介する美女は、そんな鬱陶しさも吹き飛ばしてしまうエネルギッシュなバイオリニスト・山瀬理桜さんです。

 

 皆さんはハルダンゲルバイオリンという楽器をご存知ですか?

 

 

 真珠母貝を用いた花模様や、バイキング時代の神の象徴であるドラゴンなど、美しい装飾が施された山瀬さんのバイオリンは、西ノルウェーのハルダンゲル地方で生まれた民族楽器で、そのお値段は高級車1台分もするそうです。

 

 楽譜は存在せず、奏者から奏者へと演奏法が受け継がれた民族音楽で、一般のバイオリンに比べ、その音色はいくぶん軽やかな感じがします。現地では神聖な楽器として、主に冠婚葬祭時に使用されているそうです。山瀬さんは、日本人で初めてのハルダンゲルバイオリン奏者なのです。

 

 マレーシア生まれの山瀬さんは、3才からピアノを習い始め、さらに5歳でバイオリンのレッスンをプラスするという、音楽の英才教育を受けてきました。

 

 また、9才年上のお姉さまはマレーシアのテレビで取り上げられるほどピアノがお上手で、女王陛下の前で演奏を披露されたこともあるそうです。

 

子供のころ

 

 身近に素晴らしいライバルがいる環境で、長年にわたりレッスンを続け、桐朋大学のバイオリン科卒業後は、お姉さまの嫁ぎ先であるノルウェーで開かれるコンサートに、毎年、出演していました。そこでハルダンゲルバイオリンと運命の出会いを果たしたのです。

 

「初めてこの楽器に出会ったときは、雷に打たれたような感動がありました」

 

 この素晴らしい楽器を日本で広めたいと考えた山瀬さんは、2003年に自費でCDをつくり、イベントやコンサートで販売していました。すると、銀座の大手レコード店へ、山瀬さんのCDを扱っていないかという問い合わせが相次ぎ、2004年にはビクターからメジャーデビューを果たしました。

 

 そんな山瀬さんの噂は、スタジオジブリの宮崎駿監督の耳にも入り、短編アニメ『水グモもんもん』の音楽監督を任されることになりました。現在も三鷹の森ジブリ美術館で上映されている人気のアニメ作品です。

 

「当時、スタジオジブリで制作作業中に、私のCDを流してくれていたらしく、今度は宮崎吾朗監督からご連絡いただき、2006年公開の『ゲド戦記』のなかでも演奏することになりました。畑を耕しているシーンの音楽が、私が演奏するハルダンゲルバイオリンです」

 

宮崎駿監督と

 

 このように音楽家として素晴らしい成功を遂げている山瀬さんですが、実はジュエリーデザイナーという別の顔もお持ちなのです。

 

「小さい頃からジュエリーが好きだったのですが、バイオリン以外の習い事は許されていなかったので、言い出すことができませんでした。

 

 ところが、主人が勉強したらと言ってくれたので、2010年から専門学校に通い、ジュエリーデザインもするようになりました」

 

 そして2015年には、パールを主に使用したジュエリーブランドを立ち上げました。

 

「真珠は生産者から直接買いつけていますので、本当に質のいい真珠しか扱っていません。お客さまが、出来上がったジュエリーを見て喜ばれているのを見ると幸せな気分になります」

 

 バイオリニストにジュエリーデザイナーというだけでもお忙しいと思いますが、まだ他にもやりたいことがあるそうです。次はサプリや化粧品をプロデュースしたいとお考えだそうです。

 

「今の時代は、何かをしながら、何かを学び、次の技術を身につけていかないと生き残れない時代だと思います」

 

 まったく同感です。これだけのキャリアをお持ちでも、まだ領域を広げようとするバイタリティーに私も動機づけられました。置いていかれないように、日々、精進しようと思います。

 

日下千帆(くさかちほ)
 1968年、東京都生まれ。1991年、テレビ朝日に入社。アナウンサーとして『ANNニュース』『OH!エルくらぶ』『邦子がタッチ』など報道からバラエティまで全ジャンルの番組を担当。1997年退社し、フリーアナウンサーのほか、企業・大学の研修講師として活躍。東京タクシーセンターで外国人旅客英語接遇研修を担当するほか、supercareer.jpで個人向け講座も

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