芸能・女子アナ
女子アナ宮崎宣子の「ドツボ脱出」なんで女性は占いにはまるの?
芸能・女子アナFLASH編集部
記事投稿日:2020.08.29 16:00 最終更新日:2020.08.29 16:00
【宮崎さん、助けて!】
占いにハマる女の人って多いじゃないですか? なんの科学的根拠もないのに、占いに左右される芸能人もよく聞きます。なんで占いなんて信じるんでしょうか? 宮崎さんは占い行きますか?
【関連記事:女子アナ宮崎宣子の「ドツボ脱出」結婚を急かされたくない…】
【お答えしましょう】
私も行きますよーーーーー!
でも、左右されたり、ハマって行くとかじゃないです。確かに女の子は占いが好きな人が多いです。けれど、それは、人それぞれの考えで行っていると思ってもいいんじゃないでしょか?
私の場合は、答え合わせで行くことが多いです。基本的に、なんでも自分で決めて行動し、人に何を言われても信念を曲げられない私ですから、仕事のこと、この先の人生のことは、何と言われようが自分で決めます。
私は大人になるまで、占いは漫画雑誌の最後に載っている、今日の占い、ラッキーアイテムくらいしか見ておりませんでした。
そして、それを真似することもなく、取り入れることもなく、ゴーイングマイウェイで生きてきました。そもそも、やりたいことを見つけたらそれに向かって一直線ですから、占いなんて信じる暇もなかったのです。
では、なぜ大人になって行くようになったのか・・・。
それは、いろんな経験をして弱くなり、失敗を恐れるようになったから。あついは、無駄な時間を使いたくないと思うようになったから。。。のどちらかのように思います。
たとえば恋愛に関して、本当にこの人が運命の人なのか、違うのか、、、それは恋愛して傷つきたくない、ダメならダメと早く知りたい、もしくは、その恋愛自体に自信がもてなかったりして、迷っている時間がもったいないと、そんな程度かもしれません。
基本、当たっている占い師は、自分の言って欲しい答えを言ってくれる人。当たらない占い師は、期待しないことを言う人。そうなると、もはや占い師の存在は、カウンセラーと変わりません。お金を払って気分がよくなる! それが私の占いに対する考えでした。
占い好きの友人にすすめられ、いろんなところへ行きましたし、有名な占い師のところへ行ったこともあります。ですが、いま思うと、2万円、3万円も払ったのに、当たってない占いがほとんどだったように思います。
なにを言われるか楽しみで行ったり、言われたくないことを言われて、その答えを払拭してくれるところへさらに出向いたり、占いを占いでかぶせるという、もはや自分の欲しい答えを自分のお金で買う、、、そんな存在だったこともありました。
ある占い師には、2017年には子供が3人いると言われましたし(2020年で現在0人)、別の占い師から「いまお付き合いしている人は運命の人だから必ず結婚しなさい!」と言われた3カ月後には性格の不一致でお別れ。
さらに別の占い師には、「あなたには変な霊がついていて結婚は向かない。結婚できませんよ」と言われたのに、2012年に結婚。。。そして3年後に離婚。これは当たったのか外れたのかよくわかりませんが、ま~とにかくいろいろと言われてきました。だいたい占いに行くのは、迷っているとき、弱っているときだったように思います。
では現在はどうしているのか。
私は値段の高い占いに行くのはやめました。そして、占い自体にも、1~2年に1回くらいしか行きません。
いったい何をしに行くのか、、、それは答え合わせです。
占い師に言われたことを、いいことも悪いことも含めてすべてが、1年後どうなっているかを答え合わせに行きます。
たとえば、自分ではどうにもできないこと、予想できないことを言われたときに、本当にそうなるー??? と思っていて、それが実現したとき、初めて「おー!!! 当たった! 面白い!」って思うようになりました。
占いで毎日の人生を決める人もいますが、それはそれで、エンターテイメントとしていいのではないでしょうか? 女の子がハマりやすいと言われる占いですが、実は、最近は男の人も行く人が多いと聞きます。
ハマりすぎて、お金を無心されるような人は、そもそも占い師ではありません。占いとは、その人の人生をよりよい道へ導いてくれることだと思っています。その人の人生を壊したり、傷つけたりすることは、占いの道を外れています。
私が行く占いは3000円代です。それで、ズバッと言ってくれるとスッキリして、なるほどーと思って帰るだけです。壺を買えとか、方角をどうしろとかはありません。
ラッキーアイテムを知って、それを取り入れてハッピーになれて、いいことがあったならよかったかもしれないし、、、それが占いのおかげなのか、違うのかはわからないけれど、占いによって人生が明るく導かれたと思いたいのであれば、そう思っていいのではないでしょうか。
人間は弱い生き物です。常に強くいられる人なんていません。誰かに「来年いい年になるから、頑張りどきです!」と言われれば、いまが絶望でつらくても、心が救われたりするのです。
心の解放のために占いを使う人がいてもいいと思います。使い方はそれぞれで、私のように答え合わせに行く人もいれば、本当に迷って行く人、不安で将来を知りたい人、ただ占いが好きな人・・・なんでもありです!
科学的な根拠はありませんが、古代から続いているわけですし、見える人もいますし、それを伝えてくれることで、助かる人もいます。
占いとは関係ないのですが、祖父が亡くなった初盆に、実家で迎え火を焚きました。火が灯った瞬間、当時飼っていた犬のエルが吠え始め、仏壇まで走って行き、仏壇の前の座布団に座って、じっと仏壇を見つめていました。
家族みんなでおじいちゃんが帰ってきたのかな~なんて笑っていました。そして、よく来る親戚のおじちゃんがいつものように来て泊まったんですが、朝起きたら、いなかったのです。
理由を聞いたら、祖父が出てきて、怖くなって夜中に自転車で帰ったと言ってました。夢に出てきたのか、本当に祖父の幽霊を見たのかはわかりません。
その後、お盆が終わって送り火を焚くと、また、エルが炎を見ながら吠えはじめ、空を見ながらワオーンと遠吠えのような鳴き方をしたのです。それで、おじいちゃんは初盆を終えて成仏したんだなと思いました。
本当かどうかなんて根拠はありません。それでも祖父が帰ってきたと実感し、成仏できたと思えたならそれはそれでいいと思うのです。
占いも、当たる当たらないよりも、その人が笑顔になれたり、納得できたり、励まされたり、いい人生を送るための案内人として、アドバイスをいただく手段としては悪いことではありません。
そういえば、広瀬香美さんの『ロマンスの神様』に、今週も来週も再来週も「よく当たる星占いに『今日会う人と結ばれる』と書いてあった」なんて詩がありました。
どういうことって思いますが、今週も来週も再来週も運命の人に出会えるかもしれないわけで、そう思うと星占いも楽しそうに思えてきます(笑)。
●宮崎宣子(みやざきのぶこ)
宮崎県宮崎市出身。早稲田大学卒業後、日本テレビアナウンサー。現在はフリーアナとして活動しつつ、実業家としてオーガニックハーブ販売中
※宮崎アナへの人生相談はインスタグラム@miyazaki_nobukoで募集しています