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女子アナ日下千帆の「美女は友達」コスプレアイドルピアニスト
芸能・女子アナFLASH編集部
記事投稿日:2020.09.03 16:00 最終更新日:2020.09.03 22:11
「ハロウィンでもないのに、こんなにコスプレに寛容な国は日本しかない」と、アメリカの友人が話していましたが、確かにそうかもしれません。
最近は、服装で他人を判断しない若い世代が増え、自由なファッションで個性を主張できる時代になってきたように感じます。
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今回ご紹介する美女は、クラシック一筋の生活から突然、コスプレでアニメソングを弾くアイドルピアニストに変身した小出はるなさんです。
「コロナの影響でコンサートがすべて中止となってしまったため、YouTubeで配信を始めました。アニメや映画の曲に合わせて衣装を用意するので、数十着は持っています」
「当日はアリスの格好で行きます」と伺ったので、撮影場所はそれにふさわしいお店「絵本の国のアリス」(新宿)に決定。七色のクリームに飾られたうさ耳がかわいい「ホワイトラビットのゆめふあぱふぇ」にもご満足いただいたようです。
小出さんは3歳でピアノを習い始め、物心ついた頃には、すでにピアニストを目指していました。小学生の頃から毎日、夜遅くまで練習する日々が続きました。
音楽スクール主催のコンテストでは、毎年のように入賞し、2003年には金賞を受賞。中学、高校は、食事と睡眠以外は、ひたすらピアノを弾き続ける日々だったそうです。
高校卒業後、小澤征爾さんや中村紘子さんを始めとする多くの音楽家を輩出している桐朋学園大学に入学し、やはり同じように子供の頃から英才教育を受けてきた同級生たちに囲まれて切磋琢磨しながら実力をつけていきました。
ここまでは順調にピアニストの夢に近づいているかのように見えましたが、卒業を前に、なぜかピアノ演奏から遠ざかりたいと思うようになり、就職活動を開始。大手楽器店に入社し、ピアノの販売員やレッスン講師として働き始めます。
「ピアノ演奏から離れたかったのは挫折ですね。それまでは、周りに負けたくないということだけが唯一のモチベーションで、出口を考えずにピアノを弾いていました。
もともとアニソンやゲーム音楽が大好きなオタクだったので、クラシック音楽が本当に好きなのか、わからなくなってしまったのです」
しかし、就職して1年が過ぎた頃、演奏を再開したいと強く思うようになった小出さんは、インスタでライブ配信を始めました。コスプレでアニソンや映画音楽を演奏していたところ、文化人放送局のオーナーの目にとまり、『銀座セブンス・スタジオで演奏してみませんか』というオファーを受けたのです。
「オーナーは、クラシック界のAKBとなるようなアイドル集団をつくりたかったみたいです。離れてみて改めてクラシックのよさに気がついたときでしたので、喜んで参加させていただきました。私と同じようにスカウトされた3名のピアニストを含む4人組のユニット『銀座7thシスターズ』が結成されました」
小出さんは、このアイドルユニットの他に、チェコスロバキアの器楽曲を主体としたバンドRadaにも参加しています。
「Radaのリーダーはチェコ人とのハーフなのです。プラハの教会のコンサートで聞けるような、チェコの有名なクラシックを主に演奏しています。チェコの音楽というと、日本ではドボルザークが有名ですが、他にも素晴らしい曲がたくさんあるので、ぜひ聞いていただきたいです」
現在は、11月15日に赤坂カーサ・クラシカで開催されるコンサートに向けて練習に励んでいるそうです。音楽は、世界中の人達がつながれる共通言語。海外との行き来が難しいこのようなときにも、オンラインで心をつなぐことができるなんて素敵ですね。
●日下千帆(くさかちほ)
1968年、東京都生まれ。1991年、テレビ朝日に入社。アナウンサーとして『ANNニュース』『OH!エルくらぶ』『邦子がタッチ』など報道からバラエティまで全ジャンルの番組を担当。1997年退社し、フリーアナウンサーのほか、企業・大学の研修講師として活躍。東京タクシーセンターで外国人旅客英語接遇研修を担当するほか、supercareer.jpで個人向け講座も