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女子アナ日下千帆の「美女は友達」女性社長の会代表
芸能・女子アナFLASH編集部
記事投稿日:2020.09.10 16:00 最終更新日:2020.09.10 16:00
女性の活躍推進が政府の重要政策の一つと言われて久しいですが、帝国データバンクの調査によると、女性社長の割合は2019年4月の時点で、わずか7.9%にとどまっているそうです。予想を下回る数字に驚かれた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
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今回ご紹介する美女は、女性が起業しやすい環境を整えたいという熱い志のもと、日本最大級の女性経営者の会「エメラルド倶楽部」を設立した菅原智美さんです。
この日は、神社めぐりが趣味という菅原さんが、毎週参拝している須賀神社(四谷)にご一緒させていただきました。
「この境内に上がる階段は、映画『君の名は。』に描かれていて、一時は、海外からのファンがたくさん来ていたのですよ」
そう言われてみると見憶えがある気がしてきました。もう一度映画を見直そうと思います。
1989年、熊本から18歳で上京してきた菅原さんは、全日空エンタープライズに入社し、フレンチレストランでソムリエのアシスタントとして働いていました。
「当時はバブル絶頂期で、毎日10万円、20万円の高価なワインがバンバン空けられていました。お客様の職業は、医師、弁護士、芸能人、経営者が多かったのですが、そのなかで自分が目指せるのは経営者だけだと思い、独学で経営者になるための勉強を始めました」
それからは経営者になるための本を読み漁り、社内でも経験を積みたいと、海外勤務や営業部への異動希望を出してみたものの、当時は男女雇用機会均等法の施行前で、理不尽にも女性だからという理由ですべて却下されてしまいました。
次は、女性でも評価してもらえる会社に行きたいと考え、1993年にリクルートに入社。女性でも年収1000万円から2000万円を稼ぐ職場で、求人広告の飛び込み営業を経験しました。
あっという間にトップの成績を上げ、満足していたのですが、憧れの先輩から、次は経営を学ぶようアドバイスされたのをきっかけにリクルートを2年で退社。
3社目は、社長の仕事をそばで学べるという理由から、社員数わずか5人という携帯電話の代理店に入社しました。
「携帯が出始めの頃で、お客様は強面の方々が多かったのですが、そこで法人営業部を立ち上げました。その結果、売り上げは40億円を超え、5人だった社員も100人に増えて、代表取締役に就任しました」
その後も、独立して自らのビジネスを立ち上げたいという願望を常に持ち続けていたそうです。2007年、13年間お世話になったオーナーに退社の意志を告げ、自分の会社をゼロから立ち上げることになりました。
「その頃、『ダイヤモンド経営者倶楽部』という経営者の会に参加してみたのですが、100人中、女性が2人しかいないことに驚きました。
男性経営者に経営の相談をしても、「女性がそこまで頑張らなくても……」という消極的な返事しか返ってこないのです。そこで、本業とは別に、女性の夢の実現をサポートするため、出会いと学びの場、女性起業家のための『エメラルド倶楽部』を立ち上げました」
2010年10月に発足したエメラルド倶楽部は、現在、全国に7拠点を有し、1500名以上の女性社長が集まる日本最大級の会へと成長しました。
近年は、海外進出を希望する会員も増えてきたため、海外の女性経営者の団体とも提携し、グローバルに情報交換できる体制がつくられました。
10月1日には、新橋駅前にあるニュー新橋ビルの地下に、女性が1人でふらりと立ち寄れるカウンターダイニングバー「ひのき」をオープンするそうです。
「コロナの影響で、これまで人気で入れなかったニュー新橋ビルに空きが出たのです。これはチャンスと考えてオープンを決めました。檜木を使った落ち着いた内装のお店です」
これは楽しみです。新橋で飲んだ際は、女子会の締めに伺います。
●日下千帆(くさかちほ)
1968年、東京都生まれ。1991年、テレビ朝日に入社。アナウンサーとして『ANNニュース』『OH!エルくらぶ』『邦子がタッチ』など報道からバラエティまで全ジャンルの番組を担当。1997年退社し、フリーアナウンサーのほか、企業・大学の研修講師として活躍。東京タクシーセンターで外国人旅客英語接遇研修を担当するほか、supercareer.jpで個人向け講座も