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芦名星さん死去…現場ではストイックな仕事ぶりに定評が
芸能・女子アナFLASH編集部
記事投稿日:2020.09.14 18:06 最終更新日:2020.09.14 22:13
俳優の芦名星さんが東京都内の自宅で亡くなっているのが見つかった。関係者によると自殺とみられるという。36歳だった。
芦名さんは、映画『七瀬ふたたび』『源氏物語 千年の謎』『不能犯』『検察側の罪人』『AI崩壊』、テレビドラマ『相棒』(テレビ朝日系)、『テセウスの船』(TBS系)などに出演、「クールビューティ」として、その美しさに定評があった。
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最近の本誌グラビアでは、「体を鍛えるのが好きで、14歳から筋トレしています。撮影が決まってからは、スタジオを借りて運動しました。私、ダンスが好きなんです。ジャンル? テキトーです(笑)」と話していた。
芦名さんは2002年、モデルとしてデビュー。実は、高校でスカウトされる直前までは太っていたという。2010年の本誌インタビューでは、当時を振り返り、「すごい、むちむち。25キロぐらいやせました」と笑って話している。
その後、女優への転身を目指し、オーディションを受ける日々が続いた。そして、21歳で日本・カナダ・イタリアの合作映画『シルク』(2008年公開)のオーディションに受かり、この演技が高い評価を受けた。
「一つずつ、きちんとクリアしていけば、必ず結果はついてくるはずだって信じて、日々を過ごそうと思っています」と本誌に語っている。
仕事へのひたむきさは、現場の誰もが感じていた。映画『ハードロマンチッカー』(2011年公開)で監督を務めたグ・スーヨン氏は、こう話す。
「クラブの女性ナツコ役は、ワイルドでクールな女性に演じてほしかったんです。彼女はナツコ役にぴったりだったので、オーディションではなく、指名でご出演をお願いしました。
現場での彼女はとにかく真面目。動きやタイミングに関して、演出への適応度が非常に高く、撮影中、1度もNGを出さなかったのが強く印象に残っています。
現場では、いつも真剣な表情でしたが、僕がくだらない冗談を言うと思わず『クスッ』と笑うところなど、彼女の素顔を見たような気がしました。
訃報を聞いたときは信じられませんでした。彼女のような若い才能がこの世を去ることは、本当に残念で悔しいです」
芦名さんは、かつて本誌のインタビューにこう語っている。
「ストイックだねって、周りからすごくいわれます。自分を追い込むのが好きなので、自分に対してSなんですけど、追い込まれて苦しむことも好きなのでMでもありますね(笑)。
女優業が向いているかどうかはわからないですけど、好きであることに間違いないです。没頭できていますし」
芦名さんは、常に高いプロ意識を持って仕事に向き合っていたのだ。