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女子アナ横井弘海の「エンタメ時間」映画『浅田家!』のモデルとなった写真家

芸能・女子アナ 投稿日:2020.10.30 18:37FLASH編集部

女子アナ横井弘海の「エンタメ時間」映画『浅田家!』のモデルとなった写真家

写真家・浅田政志さん

 

 映画『浅田家!』を見ました。若手写真家の登竜門で、写真界の芥川賞と呼ばれる「木村伊兵衛写真賞」を2008年に受賞した写真家・浅田政志の写真集『浅田家』『アルバムのチカラ』を原案にした、中野量太監督の心温まる人間ドラマです。

 

 

 浅田さんは常識に囚われないというか、素直で面白い視点を持った写真家だと尊敬しています。映画の話と書きつつ、公開に合わせて開催された新作写真展「浅田撮影局」(10月12日終了)でのエピソードを先にご紹介します。

 

 私は、そこで最新作の遺影写真集『浅田撮影局 せんねん』(赤々舎)を購入しました。父上の章さんを4年にわたって撮りおろしたものです。表情も服装も背景もバラエティに富んだお父さんの写真をぺらぺらめくりながら、クスッと笑ってしまいました。

 

 でも、浅田さんの写真集は「遺影って何だろう?」「私だったら、どんな写真を残したいかな」と考えるきっかけもくれるのです。

 

 写真集を買うと浅田さんが似顔絵の遺影を描いてくれるというので、描いていただくことに。浅田さんは前に座った人といろいろ楽しそうに話しながらペンを動かします。

 

 浅田さんは写真を撮るとき、その人の内面を知るために先に取材をするそうですが、似顔絵も同じでしょうか。展覧会のイベントとは言え、手を抜かない方ですね。写真展の作品を見ながら待つこと30分。私の遺影もじっくり描いてくれました。

 

「今日一番よく描かけたなぁ。どうですか? でも、本当は写真のほうが上手ですよー」と、とにかく気さくで明るい方でした。

 

 さて、そんな浅田さんを主人公にした映画は、写真好きの少年・政志が写真家に成長する過程が、彼を支えた家族とともにユーモアたっぷりに描かれています。館内に笑いがこぼれ、鼻水をすする音が響くなか、私もマスクを涙で濡らしながら見ました。

 

 素晴らしい豪華キャストです。浅田一家の政志に二宮和也、主夫の父・平田満、看護師の母・風吹ジュン、優しい兄・妻夫木聡他。でも、ある雑誌(『SWITCH』10月号)のインタビューでニノさんが語っていましたが、「いい意味で全編にわたって『誰一人として目立たない』」のです。

 

 確かに、近所に住んでいるちょっと変わっているけれど、仲よし家族の日常を覗き見ているよう。原案の写真集『浅田家』は浅田さんの4人家族がモデルで、思い出の一コマや「未来になりたいもの」をテーマに、さまざまなコスプレ姿を撮影した、他に類を見ない家族写真集です。

 

 劇中の浅田一家も写真集と寸分たがわぬコスプレで真剣にポーズ。「家族にもいろいろな形があるけれど。うちの人たちはできるかなぁ」と映画を見ながらぼんやり考えました。

 

 もう一冊の『アルバムのチカラ』は、映画後半のストーリーの元になっています。2011年3月11日の東日本大震災の後、浅田さんは被災地にボランティアに出かけました。そこで、泥だらけになった写真を洗浄し、元の持ち主に返す作業を続ける人々に出会い、約2年間にわたって取材しました。

 

 菅田将暉演じる写真洗浄ボランティアの大学院生がつらくて流す涙に、思わず一緒に涙腺がゆるみます。見つかった写真で心を癒された被災者の方々も実際多くいたことでしょう。

 

 家族写真がもつチカラ。中野監督は、写真家・浅田政志が家族写真をモチーフに問い続ける「家族とは何か」を、映画を通して私たちに問いかけているように思います。

 

 あのかっこいいニノさんが、長髪だったり、ひげ面だったり、その両手に色がついていたり(タトゥーのことです)、写真専門学校を卒業後3年間もスロットに興じていたりするのは、役とは言え、一瞬えっと思いました。

 

 でも、映画で漂わせる浅田政志のおおらかな空気感や人の心にスッと入ってくる人懐っこさは、たった一度しか話したことはないけれど、写真家・浅田政志そのもの。あらためていい俳優さんだなぁと感動しました。まだご覧になっていない方はぜひ映画館へ。

 

横井弘海(よこいひろみ)
東京都出身。慶應義塾大学法学部卒業後、テレビ東京パーソナリティ室(現アナウンス室)所属を経てフリー。アナウンサー時代に培った経験を活かし、アスリートや企業人、外交官などのインタビュー、司会、講演、執筆活動を続ける。旅行好きで、訪問国は70カ国以上。著書に『大使夫人』(朝日新聞社)

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