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女子アナ横井弘海の「エンタメ時間」映画『鬼滅の刃』を見たら明治村に行きたくなった

芸能・女子アナ 投稿日:2020.11.06 16:00FLASH編集部

女子アナ横井弘海の「エンタメ時間」映画『鬼滅の刃』を見たら明治村に行きたくなった

鬼殺隊のメンバー煉獄杏寿郎

 

 漫画家・吾峠呼世晴(ごとうげこよはる)氏原作の人気漫画『鬼滅の刃』を映画化した『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』が大ヒットしています。

 

 10月16日の公開から11月1日までの17日間の興行収入は157億9936万5450円、動員1189万1254人を記録し、国内の歴代興収ランキング10位に浮上。

 

 

 歌手LiSAが歌う映画の主題歌「炎(ほむら)」は11月9日付オリコン週間シングルランキングで3週連続1位を獲得。LiSAはテレビアニメ版の主題歌『紅蓮華』を歌って大ヒットさせ、昨年、紅白歌合戦に初出場しています。

 

 そして、コミックスのシリーズ累計発行部数が、10月2日発売の22巻をもって電子版含め1億部を突破。『鬼滅の刃 しあわせの花』『鬼滅の刃 片羽の蝶』(ともに矢島綾・著)のスピンオフ小説の売行きも絶好調と、まさに燃え盛る炎のような勢いです。

 

 正直言って、それまでアニメのタイトルとストーリー、『紅蓮華』くらいしか知らなかったので、知人友人をたどり、出版やアニメの専門家に話を伺ったうえで、ぜひ劇場で映画を観たいと思いました。

 

 観るからには、事前に見どころや人気になった理由などを勉強してから観ようとする習性があるのです。

 

 ところが「あまりにも多くのことが語られているので、もう俺が言うことなんか残ってないよ……」というのが、複数の方々のお返事でした。

 

 確かにネットには『鬼滅の刃』情報があふれています。ただ、返事を聞きながら、昔、ある児童絵画コンテストの司会を頼まれたときのことを思い出しました。

 

 優勝した小学生に「どんな気持ちでこの絵を描きましたか?」と質問したら、高名な画家の審査員長に叱られたのです。

 

「なんでも理由を探すのはやめなさい。まずは作品をよく見ないと。心から自然に湧き上がるものがあるのです」

 

『鬼滅の刃』も自分の心で観れば感じるはず。そして映画館に向かいました。

 

 私より『鬼滅の刃』をご存知ない方がいるかもしれないので、念のため、ごく簡単に内容を紹介しておきます。

 

 人喰い鬼の棲む大正時代の日本を舞台に、主人公の少年・竈門炭治郎が家族を殺した宿敵・鬼舞辻無惨を討ち、鬼にされてしまった妹の禰豆子(ねずこ)を人間に戻すため、“鬼殺隊” 入りし、異能の鬼と戦いながら成長していく物語です。

 

禰豆子

 

 映画の舞台は無限列車。美しい映像、迫力の立ち回り。ドルビーシネマの音響は鬼滅の迫力を倍増させます。座席をすべて開放した満席の館内で、親子連れ、カップル、若い女性たちなどと一緒に鼻をすすった回数は数知れず。

 

 炭治郎はじめ登場人物のセリフも泣かせますし、おどろおどろしい鬼にも泣けてしまうのは私だけではないようでした。愛らしい禰豆子だけでなく、鬼には鬼になってしまった悲しい理由があるのですね。

 

 映画の終わり、エンドロールとともにLiSAの「炎」が流れる間、当然のように誰も席を立つ人がいませんでした。まるで、それぞれが映画のシーンを噛みしめているよう。

 

 パッと照明がつき現実に引き戻されると、隣に座っていた、瞳に涙をいっぱい浮かべた女性3人組と目が合い、思わず微笑みあいました。

 

 彼女たちと私とでは、作品に対する理解度がかなり違うように想像しますが、何も知らなくても感情移入できる映画でした。

 

「漫画を見たら、今度、明治村に行きませんか?」
 鬼滅グループに入れてもらえたということなのか、その後、アニメが好きそうな友人からお誘いを受けました。「聖地巡礼」ですね。

 

「舞台は大正なのに、なぜ明治村?」
「大正村はハイカラさんが通るの世界だからね」

 

 アニメの世界は奥が深い。コミックも読破するつもりです。
 さて明治村に行くときは、当然、コスプレですよね? 誰に扮したらいいか、これから考えます。 

 

※博物館明治村は愛知県犬山市にあります

 

横井弘海(よこいひろみ)
東京都出身。慶應義塾大学法学部卒業後、テレビ東京パーソナリティ室(現アナウンス室)所属を経てフリー。アナウンサー時代に培った経験を活かし、アスリートや企業人、外交官などのインタビュー、司会、講演、執筆活動を続ける。旅行好きで、訪問国は70カ国以上。著書に『大使夫人』(朝日新聞社)

 

●全画像(c)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

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