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女子アナ宮崎宣子の「ドツボ脱出」なんで女性は記念日が好きなの?
芸能・女子アナFLASH編集部
記事投稿日:2020.12.05 16:00 最終更新日:2020.12.05 16:00
【宮崎さん、助けて!】
毎年、クリスマス前に、彼女からプレゼントとレストランのリクエストがあるんです。今年は家でお祝いしようって話してるんですが、結局レストランに行くことになりそうです。女性って、なんで記念日やイベントが好きなんでしょうか? そんなに記念日って大事ですか?
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【お答えしましょう】
これは、男性からの質問ですよね? そして、彼女は若い人ではないでしょうか? 私も、若い頃は、そういうのありましたよ! 大学生のときは、特に『CanCam』のクリスマス特集を見ながら、今年は何をプレゼントして、何をプレゼントしてくれるのかな? とか、レストランに行くのかな? ケーキとか準備しなくていいのかな? とか。
街角のクリスマスソングに踊らされるように、ノリにのって、クリスマス気分を満喫していました。それは、2000年ごろの話なので、わっ、20年前になりますね。。。ほんとに懐かしーーーーーーーーーーい!!
女性が記念日を気にするのはどうしてなんでしょう。もしかして、若いときは暇だったのかもしれません(笑)。
宮崎から東京に出てきて、わ~~~い! 夢にまで見た、ドラマのようなイルミネーションのなかに自分がいるという高揚感。クリスマスに素敵なレストランにいる自分は、都会の女になったような・・・完璧な舞い上がりですね。
でも、それはそれで楽しかったし、そんなワクワクな気分になれるって、若い!!! ってことなんです。
今だからわかります。あのときの高揚感は、若さと時間に余裕があった大学時代だったからこそなのです。
彼氏がいるとかいないとか関係なく、いたら「彼氏とどう過ごそう!」になるし、いなかったら、友達と集まってコージーコーナーでケーキ買って家に集まってワイワイするんです!! それが、なぜかとってもとっても楽しかったんですよね。
お金はなくとも、プレゼントがなくとも、あるいはケンタッキーさえなくとも、女の子5人で集まって、それぞれ自宅で作ったものを持ち寄ったり、写真を撮ったり、なんでも楽しい。時間を忘れるほど毎日が楽しかった20歳のころでした。
彼氏がいたら、きっと周りの女の子から、クリスマスどこに連れてってもらうのか、なにをプレゼントしてもらうのか、聞かれるんでしょうね。若いときは、彼氏と過ごすデートも大イベントなので、いろんなところへ行きたいんですよ。
まぁ、これは都会のお金持ち大学生の話であって、早稲田の学生同士だと、プレゼントを買う余裕もなかったりするので、サークルで集まってパーティーとかが当たり前でしたが、それでも楽しかったことは間違いありません。
でも今となっては・・・誕生日を忘れられると私のこと大事に思ってないなと思うかもしれませんが、クリスマスは、家でゆっくり2人で過ごす方がいいと思ってしまいます。もっと言えば、クリスマスに高いディナーを食べるより、平日にゆっくりと美味しいご飯を食べるほうが嬉しいと思うようになりました。そうです! 私は、歳をとったのでしょう!!!
入社してから、私にクリスマスは来ませんでした。3年目まで箱根駅伝のセンターサブに付いていたので、先輩の実況のサポートから、取材から、資料集めから、弁当の手配など、、、しかも出来が悪い私ですから、先輩から指導を受けながら、言われたことをこなすので精一杯でした。
ほとんど記憶にないくらいの忙しさで、もちろんクリスマスがないのはみんな同じなんですが・・・唯一覚えているクリスマスがあります。24日いつも通りに働き、25日、クタクタになりながらも夜10時くらいに帰宅できそうだったんです。
当時は中野に住んでいて、夜9時半に中野駅に着いてアーケードを歩いていたら、売れ残りのクリスマスケーキが半額で売っていました。クリスマスもケーキも忘れていた私は、少しだけでも気分を味わおうと、そのケーキを買い、帰宅しました。
そしてそれからまったく記憶がなく・・・。
起きたら、家の玄関で寝ていました。ケーキを見たら傾いていて、あわてて冷蔵庫へ入れました。そして朝6時に玄関で目覚めた私は、そのままお風呂へ入って、着替えて出社。そのケーキを食べたのは、27日の夜中でした。
仕事が好きな私は、仕事があることが幸せで、働けて、お給料をいただける喜びしかなかったのですが、普通に家でクリスマスを家族でお祝いしていた日々が、本当に懐かしく、一瞬恋しく感じました。
帰ってきても、まず洗濯物を片付け、お風呂に入り、会社で余ったお弁当を持って帰って食べることが唯一の楽しみだった当時、、、20代前半だったからできたんだと思います。
質問者さんは、その女の子のことが好きだから頑張っちゃうんでしょうね。記念日やイベントを大事にしているからこそ、その日がくるのがプレッシャーになっているのかもしれません。そう考えると、お互いに愛されていますね。
正直、相手のことがどうでもよくなってくると、または歳を重ねてくると、人が多いクリスマスにご飯を食べに行くのは面倒くさくなります。プレゼントも、いらなくなりました。好きな人からの贈り物ならなんでも嬉しいでしょうが、いま何が欲しいって聞かれたら、すかさず「マッサージ機」と言います(笑)。それ以外の欲しいものは、考えてもあんまり出てきません・・・。
「記念日どうする?」「別に家で普通でいいよ~」
「プレゼント、なに欲しい?」「いらな~い」
って言われるより、雑誌とか持ってきて、「これか、これか、これのどれか!」って目をキラキラさせて言ってくれる人がいるって幸せなことじゃないですか?
私自身、あの頃に戻って、もっともっと楽しみたかったと思ったりもします。なので、クリスマス・シーズンのワクワク感、彼女さんに何を買ってあげようかな~とか、そういう時間も一つのサンタさんからのプレゼントだと思って楽しんでみるのはいかがでしょうか?
●宮崎宣子(みやざきのぶこ)
宮崎県宮崎市出身。早稲田大学卒業後、日本テレビアナウンサー。現在はフリーアナとして活動しつつ、実業家としてオーガニックハーブ販売中
※宮崎アナへの人生相談はインスタグラム@miyazaki_nobukoで募集しています