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田中みな実“本物”だらけのNHKドラマ現場で「民放の番組じゃ考えられない!」
芸能・女子アナFLASH編集部
記事投稿日:2020.12.12 20:00 最終更新日:2020.12.12 20:00
12月12日と19日、2週にわたって放送される、NHKの土曜ドラマ『ノースライト』。田中みな実(34)が出演することで話題だが、このドラマは『クライマーズハイ』や『64(ロクヨン)』などの社会派作品を手がける横山秀夫が原作、脚本は大森寿美男という、重鎮コンビによるもの。またプロデューサーは、NHKにおいて数々のドラマをヒットさせた佐野元彦氏だ。
田中みな実のキャスティングについて、事情に詳しいNHKのドラマ関係者が、こう明かす。
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「彼女は、主演である西島秀俊さんが勤める建築設計事務所の同僚役です。出演者は男性ばかりのなかで、女性は田中さんのみ。建築士の資格を持っている役どころなので、どこか知的でチャーミングな女優を探していました。
ドラマでは、西島さんや北村一輝さんたちと、丁々発止のやり取りをするシーンが多く描かれます。『骨太な演技派の女優さんよりは、一般視聴者が感情移入できるような方を選ぼう』ということで、今いちばん注目度が高い田中みな実さんにオファーしました。とてもポイントになる役どころです」
また、別のNHK関係者が撮影現場の様子を明かす。
「田中さんは、初のNHKドラマということで、とても緊張されていました。印象的だったのは、まわりが “本物” ばかりなのに、とても驚いていたことですね。『役者もみなさん “本物” だし、美術セットも本物ばかり! 私ちょっと場違いかも(笑)』と言っていました。
出演する役者さんは勢いのある方ばかりですし、美術セットがいわゆる “ハリボテ” でないところが『民放のバラエティ番組では考えられない』って、素直に驚いていましたね」
NHKのドラマは、民放のドラマと比べても、セットなどに掛ける費用は桁が違うという。その一例として、こんな実態がある。
同ドラマでは、建築士である青瀬稔(西島秀俊)が「ノースライト」と呼ばれる天井窓を取り入れて設計したY邸が物語の鍵になるのだが、なんとNHKは原作と同じ信濃追分に、“本物” の邸宅を建築したのだ。
ほかにも、田中みな実が勤める建築事務所のインテリアや書類、OA機器なども “本物” で、すぐここで建築設計の仕事を始められる状態だという。
「田中さんは、そんなセットにも興味津々で、『(ネットなどに)アップしないから写真を撮っていいですか?』とはしゃいでいました。そんな無邪気な姿を見て、演出チームや美術チームも喜んでいましたよ。
次もまたNHKのドラマでご一緒できれば嬉しいですけど、本人は『舞台に出てみたい! ストレートな芝居でもミュージカルでも!』と意欲満々でした」(前出・NHK関係者)
一方で、田中自身の “本物” 志向が、スタッフを喜ばせたことも。
「彼女は出演者とスタッフのために、『マスカット・オブ・アレキサンドリア』という高級マスカットを差し入れに持って来てくれたんです。とてもセンスよくて、『さすが、田中みな実!』と、周囲からは賞賛の声。本人は照れてましたね」