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女子アナ横井弘海の『エンタメ時間』イチゴのショートケーキで巣ごもりクリスマス

芸能・女子アナ 投稿日:2020.12.18 16:00FLASH編集部

女子アナ横井弘海の『エンタメ時間』イチゴのショートケーキで巣ごもりクリスマス

復元された不二家創業当時のクリスマスケーキ

 

 もうすぐクリスマス。今年は巣ごもりされる方も多いことでしょう。ならばクリスマスケーキはますます欠かせません。もう予約はされましたか?

 

 日本のケーキは素晴らしくレベルが高いと思います。私が好きなのは、台東区谷中の「パティシエ ショコラティエ イナムラショウゾウ」、目白の「エーグルドゥース」、武蔵小金井の「オーブン・ミトン」、あるいは頑張って「ホテルニューオータニのパティスリー SATSUKI」のスーパーあまおうショートケーキなどで、どこのケーキも間違いなく美味しくて、選ぶのに迷います。

 

 

 でも、クリスマスになると懐かしくなるのは、「ペコちゃん」でお馴染みの不二家のショートケーキです。

 

 子供の頃、クリスマスに不二家のショートケーキを買ってもらうのは本当に楽しみでした。「ウチは仏教徒だから」と言うのが口癖の祖父に遠慮したのか、両親にクリスマスプレゼントをせがんだ記憶はありませんが、家の中に小さなツリーを飾り、ケーキを皆で食べました。

 

 イチゴをどう分けるか、一番大きなイチゴを誰にあげるか、真剣に考えたのはなつかしい思い出です。

 

 実は、不二家の創業者の藤井林右衛門こそ、日本におけるクリスマスケーキの先駆けであることを最近知りました。

 

 林右衛門は、外国人居留地に近い横浜元町で1910年(明治43年)に不二家洋菓子店を開店。創業当時からクリスマスケーキを販売しました。

 

 歴史を振り返ると、1858年(安政5年)に幕府はアメリカ、オランダ、ロシア、イギリス、フランスと修好通商条約を結び、元町は外国人が行き来し、西洋文化が最初に入って来る町となりました。このクリスマスケーキは、外国人にも、流行に敏感な日本人にもきっと人気を博したことでしょう。

 

 ちなみに、当時のクリスマスケーキは、プラムケーキに糖衣がけし、銀玉(アラザン)をつけたシンプルなものだったといいます。

 

 そして、1922年(大正11年)には「ショートケーキ」の販売を開始します。これは、開店から2年後の1912年(大正元年)、市場調査と技術習得のため林右衛門がアメリカ視察した際に食べたケーキを、日本風にアレンジしたものです。私が調べた限りでは、これが日本のショートケーキ第1号だと思われます。

 

 発売当初のショートケーキはカステラをクリームで飾り、イチゴだけでなく、ピーチの缶詰なども使用したようです。サラリーマンの初任給が50~60円の時代に、1個8銭で販売したという記録があります。

 

 なぜイチゴを思いついたのか? その理由は残念ながら記録に残っていません。

 

 ショートケーキはふんわりしっとりとしたスポンジケーキと口どけのよいクリームが基本。この食感と味を引き立てるのに甘酸っぱいイチゴが抜群の相性だとひらめいたのかもしれません。あるいは、日本人はおめでたい紅白が好きだからという説もあります。

 

 1955年(昭和30年)ごろから、家庭にも冷蔵庫が普及し、生クリームやホイップクリームの保存が容易になりました。またイチゴのハウス栽培が普及し、冬でもイチゴが手に入るようになりました。そうした理由から、現在のような生クリームやホイップクリームのクリスマスケーキが主流となったようです。

 

 イチゴのショートケーキは日本独特です。ドイツのシュトレンやフランスのブッシュ・ド・ノエルのように宗教的な意味合いで生まれたものではありませんが、多くの日本人がケーキと言えば最初に頭に思い浮かべるものだけに、まさに発明といってよいほどです。

 

 ショートケーキ発売からまもなく100年。家族や大切な人とすごす特別な日には、イチゴのショートケーキは欠かせません。皆さん、メリークリスマス! 素敵な時をお過ごしください。

 


横井弘海(よこいひろみ)
 東京都出身。慶應義塾大学法学部卒業後、テレビ東京パーソナリティ室(現アナウンス室)所属を経てフリー。アナウンサー時代に培った経験を活かし、アスリートや企業人、外交官などのインタビュー、司会、講演、執筆活動を続ける。旅行好きで、訪問国は70カ国以上。著書に『大使夫人』(朝日新聞社)

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