芸能・女子アナ
【本誌スクープで振り返る2020年9月】藤木孝さん自殺報道…“終の棲家”は家賃7万円の木造アパート
芸能・女子アナFLASH編集部
記事投稿日:2020.12.31 11:00 最終更新日:2020.12.31 12:26
コロナ禍で大きく行動が制限された2020年。それでも芸能界では、熱愛、不倫、金銭トラブル、薬物……と、さまざまなニュースが世間を賑わせた。
そこで今回、SmartFLASHが報じた「芸能スクープ」で、2020年を振り返る。8月に公開したのが、自殺した藤木孝さんの生前の暮らしぶりだ。
(以下は、2020年9月22日に掲載した記事の再録です)
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「えっ、あの方が藤木さんだったんですか。まったく知りませんでした」(近所の住民)
9月20日未明、俳優の藤木孝さんが、自宅で倒れているところを息子に発見され、その後、死亡が確認された。享年80。「役者として続けていく自信がない」と書かれた遺書があったと報じられており、自殺とみられる。
藤木さんが亡くなっていたのは、東京・中野区の住宅街の路地裏に隠れるようにたたずむ、木造2階建てのアパート。一軒家をリフォームしたもので、藤木さんは2階の部屋に住んでいたという。
「近所で、『俳優さんみたいよ』と言われてはいましたけど、藤木さんだったと知り、驚いてます。毎朝、家のまわりを掃除していると、路上でタバコを吸っていらして。ポイ捨てを疑われると思ったのか、『お疲れ様です。僕は灰皿を持っていますから』とおっしゃっていました。背が高く、スラッとした方だなあとは思っていましたが……」(前出の住民)
藤木さんが発見された際、静かな住宅街は騒ぎになったという。
「夜中の1時ごろでした。救急車とパトカー、消防車が来ていましたよ。ただ、そのときは単純に急病人が出たのだと思っていました。アパートの階段が狭くて、担架を2階に運ぶのも大変そうでした。この周辺はお年寄りが多いので、『誰だろうね』と話していたんです」(近所の別の住民)
じつは、部屋を貸していたアパートのオーナーも、住んでいるのが藤木さんだと気付いてなかった。
「あの方が藤木孝さんだったんですか。契約書は本名で交わしたので、気がつきませんでした。5年前に越されてきましたよ。間取りは、8畳と6畳の二間にキッチンがある2Kです。お一人で契約されました。家賃は7万円ほどです。2年契約ですが、自動更新をされていましたね。
体が悪いとも聞いていませんでしたし、家賃は毎月きちんと納められていましたよ。自殺だとしたら、いったい何があったのでしょうか……。まだ親族の方からは、お部屋の今後についてなどのお話はありません」
自分で買い物に行くなど、単身者としてひっそりと生活し、たまに息子が様子を見に来ていたという藤木さん。
1960年代前半には、歌手として『レージィ・ギター』『踊れツイスト』などのヒット作を連発。その後、俳優に転身し『ザ・ガードマン』(TBS系)や『必殺シリーズ』『西部警察』(ともにテレビ朝日系)などに出演。悪党から刑事まで演じ、数多くのテレビドラマや映画で活躍した。
「『仕事に不安を持っていた』という報道もありますが、藤木さんは仕事がなかったわけではありません。2021年1月に上演予定のミュージカルにも出演が決まっていました」(芸能関係者)
80歳になっても、『クイズ! 脳ベルSHOW』(BSフジ)に出演するなど、精力的に仕事を続けていた藤木さん。アパートの一室で、何に悩んでいたのだろうか。