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三田友梨佳アナ 家業は高級料亭だけじゃない! 銀座「住所がないビル」から巨利を得る「ミタパン一族」

芸能・女子アナFLASH編集部
記事投稿日:2021.02.25 06:00 最終更新日:2021.02.25 06:00

三田友梨佳アナ 家業は高級料亭だけじゃない! 銀座「住所がないビル」から巨利を得る「ミタパン一族」

高級料亭「玄冶店 濱田家」の娘として知られるミタパン。2020年1月に「一般人男性」と結婚した

 

 菅義偉首相(72)の長男・正剛氏らによる総務省幹部接待問題をめぐって、その舞台となった“高級料亭”が話題となっている。東京・日本橋人形町に店を構える、大正元年開業の「玄冶店 濱田家」。じつはこの料亭、「ミタパン」こと、フジテレビの三田友梨佳アナ(33)の“実家”なのだ。

 

 

「濱田家は、『ミシュランガイド』東京版で何度も星を得ている数寄屋造りの老舗料亭。創業者一族である三田家の家業で、3代目の芳裕氏はミタパンの父親、女将の啓子さんは母親です。2020年10月7日、総務省ナンバー2の谷脇康彦総務審議官が、菅首相の長男ら東北新社の関係者から飲食単価4万7151円などの高額接待を受けたことがわかっています。過去にも、防衛省汚職事件に絡む宴席に使われたとして、国会で取り沙汰されていましたね」(社会部記者)

 

「ミタパンのパパ」三田芳裕氏は、日本橋にある劇場・明治座の代表取締役社長も務める実業家だ。数々のグループ会社を束ね、演劇興行以外に不動産賃貸や内装工事、飲食事業などを手がけている。2020年は新型コロナウイルス流行の影響で売り上げが落ち込んだようだが、それでもなお、明治座グループの純資産額は約22億円に上るとみられている。

 

 しかしながら、明治座はもともと三田家の家業ではなく、戦前の経営母体は映画会社の松竹だった。なぜ、日本橋の料亭一族が実権を握るに至ったのか。その接点は戦後、飲食業界の立て直しに尽力した濱田家の2代目・三田政吉氏にある。ミタパンの祖父にあたる政吉氏は、政財界に顔が利く大物実業家で、2006年に亡くなった際には当時の石原慎太郎都知事が葬儀委員長を務めた。

 

 文献や政吉氏のインタビューによれば、東京大空襲で焼失した明治座を復興しようとの機運が高まり、1947年、地元有志による「復興期成会」のもとで「株式会社明治座」が設立され、松竹からその所有権を譲渡されたという。

 

 開場から7年めの1957年、当時の明治座の社長が急逝し、同年に火災によって再度、焼失するなど不幸が重なった。明治座の社外役員だった政吉氏は再建委員会の専務となり、出資者集めに奔走。1958年に2度目の再建をはたした後、1967年に社長、93年に会長を務めた。

 

 前述のように現在、明治座の社長は政吉氏の嫡男である芳裕氏に引き継がれ、ミタパンの兄である光政氏が“後継者候補”として常務取締役を務めている。130年以上の伝統を持つ明治座だが、戦後は“三田家による世襲”が着々と進行しているというわけだ。

 

 そして、この明治座の株主構成を見ると、約13%を握る筆頭株主として「(株)銀座コリドー」なる会社が登場する。じつはこれも、三田家の所有する会社だ。JR新橋駅からJR有楽町駅間の高速道路下に沿って、バーや飲食店が並び、有数のナンパスポットとしても知られる銀座コリドー街。その一角を占める山下ビルを部分管理する一族経営の会社である。

 

 不思議なことにこの一帯、 本来あるべき“住所”が存在しない。正確に言うと、(株)銀座コリドーが管理する山下ビルの住所は「中央区銀座2丁目2番先」であり、便宜上「先」が付く番外地である。地番も振られておらず、公図上では「水」という扱いになっている。どうして三田一族は、住所すらない「水」扱いのビルを管理することができるのか。

 

 そもそも、この商業ビル群の上を走る道路は「東京高速道路」という名の、首都高に直結する全長約2kmの一般自動車道。その所有者である民間企業・東京高速道路株式会社が、不動産の賃貸業も営んでいる。この道路の建設計画の中で、テナント管理の利権に入り込んだ地元の有力者のひとつが、三田家だった。地元関係者が当時を振り返りながら解説する。

 

「銀座はもともと江戸時代、割堀(水路)を埋め立てて整備した土地でした。戦後の復興期に紆余曲折を経て、1950年代に埋め立て跡地へ高速道路と一体型の商業ビルを建設するという構想が出ました。その際、中央区と千代田区で帰属争いがあっため領有は棚上げされ、住所も割り振られなかったと聞いています」

 

 この道路の建設費と運営費を、ビルの賃貸料で回収することになり、現在の「NISIGINZA(旧・西銀座デパート)」や「銀座ナイン(旧・新橋センター)」など商業ビルが続々と建てられていった。

 

「銀座コリドー街がある場所は、道路が建ってしばらくは広告代理店の電通が借りて、事務所や倉庫などにしていました。電通が撤退するということで、東京高速道路の役員が、昵懇だった明治座の三田政吉さんに管理を引き受けてくれないかと声をかけたんです」(同前)

 

 政吉氏は、個人で持っていた会社でテナント管理を引き受けることにし、のちに名称を変えた。現在、(株)銀座コリドーの代表取締役は芳裕氏に世襲され、役員も三田一族が占めている。不動産関係者が言葉を継ぐ。

 

「商業ビルの土地部分の所有者は東京都で、東京高速道路株式会社と借地契約を結んでいる。現在の契約内容では土地の賃料は年間10億円超らしいが、立地と坪単価を考えれば破格の安さだよ。低価格の土地賃料と高額のテナント貸し出しの差額で、管理会社は簡単に巨利を得ることができるだろう」

 

 フジテレビ入社時、“華麗なる本物のお嬢様”として話題になったミタパン。夜のコース料理ともなると一人5万円を超すような高級料亭一族の“ビジネス”は、庶民とは世界が違うようだ。

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