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女子アナ宮崎宣子の「ドツボ脱出」海外に留学したいけど不安

芸能・女子アナ 投稿日:2021.03.13 16:00FLASH編集部

女子アナ宮崎宣子の「ドツボ脱出」海外に留学したいけど不安

 

【宮崎さん、教えて!】

 

 私は大学生で、コロナが終わったら海外留学を考えております。最近では、海外経験が豊富な人が多いですよね? 渡辺直美さんもニューヨークに住むそうですし、私も海外経験を積みたいのですが、初めてだし、正直、怖さもあります。宮崎さんは海外経験はありますか?

 

 

【お答えしましょう】

 

 羨ましいーーーーーーー!!!!
 いいですね! 留学!

 

 私も大学生のとき、海外経験を積みたかったです。でも、アナウンサー試験を受けるのに年齢制限があったので、あきらめました。なので、もし生まれ変われるなら、学生のときに海外に行って、そのまま海外で就職したいです。

 

 実は、短期の留学経験はあります。ただ、本当に大変でした。

 

 ニューヨークだったのですが、語学留学ということで、寮に入りました。現地に着いて、すぐにタクシーを捕まえたのですが、どのタクシーがいいのかわからず、とりあえず黒いタクシーに乗ってしまったんです。日本でいう、ハイヤーみたいな感じかなと思っておりました。

 

 黒人の男の人が親切にバッグを載せ、アッパーイーストの97ストリートまで乗せてくれたんです。料金は150ドルでした。ガイドブックには50ドルから60ドルって書いてあったのに、なぜ150ドル? と思いましたが、ハイヤー料金なのかなと思い、払ってしまったのです。

 

 その後、ガイドブックを見直すと、黒いタクシーは闇タクシーで、高い額を請求されるから、必ずイエロータクシーに乗るように、と書いてありました。。。しまったー!!! と思ったのですが、まー仕方ありません。

 

 そして、寮に着いて、次の日に学校の説明会だったので、準備して寝ました。ところが、次の日。。。

 

 時差ボケもあって、朝6時に起きてエレベーターに乗りました。そしたら、途中で、ガタン!!!! といって止まってしまったのです。

 

 え??? と思って、エレベーターの緊急ボタンを押して、「Help me~!!! Elevator stopped !!!」と何度も叫びました。

 

「大丈夫。今、消防隊員が向かっているから」と言われましたが、アクション映画のワンシーンのようにエレベーターが傾いているので、そーっと真ん中へ行き、寝そべって中央で大の字になりました。

 

 そして、10分ごとに緊急ボタンを押して助けを求めました。まさかのニューヨークに着いて1日目の出来事です。

 

 授業までは時間もあったし、携帯もあったので日本の友人に連絡したら、すごい長い文章で「こう言えばいい!!」とか「大丈夫なの??」と連絡が来ましたが、、、自分でもどうしていいかわからず、斜めのエレベーターのロープが切れるんじゃないかと心配しながら過ごしました。

 

 そして、1時間後。。。ガンガンガン!!! とハンマーでこじ開ける音がして「Are you OK?」と、これまた映画の救出シーンのように消防隊員が登場し、そのまま担がれて脱出しました。

 

「病院行くか?」と言われたけど、恥ずかしさと動揺で、「大丈夫!気にしないで!!」と言ってその場を去りました。

 

 そして、何事もなかったかように学校へ行きました。今度は、教室の温度設定が16度。寒くて寒くて震えているのはアジア人のみで、アメリカ人とヨーロッパ人は快適なようで・・・その日から毎日毎日、凍えながら授業を受けました。

 

 しかも、寮で同じ部屋になった女の子はスペイン人なんですが、お風呂にまったく入らないのです・・・ご飯を食べて帰ってきた後、歯も磨かず、化粧も落とさず、そのまま寝るのです。

 

 部屋が汚くても気にならないし、でも、真っ暗じゃないと眠れないらしいので、私はバスルームで日本の友人とメールしていました。

 

 そんな日々を1カ月ほど過ごした頃、私は限界を迎え・・・日本へ帰ることにしました。食べ物、気温、生活環境すべてが合わず・・・ストレスで体調を壊したのです。

 

 ですが、帰国前にロサンゼルスに行ってみたところ、今度は本当に天国でした。暖かいし、日本食もたくさんリーズナブルに手に入るし、車だから、暗いサブウェイに乗らなくていいし。ゆったりしていて、これだ~と思いました。

 

 なので、留学も大事ですが、留学先の環境がけっこう大事だと思います。日本人と関わらないで勉強に励もうとせず、最初は日本人に助けてもらいながら、少しずつ馴染んでいくくらいのモチベーションでいいと思います。

 

 大学生でしたら吸収力も高いでしょうし、たくさん友達を作って、現地の親友ができたら上達も早いでしょう。

 

 私は、ニューヨークで暮らすのは正直全然ダメでしたが、ロサンゼルスだったら一生暮らせると思いました。コロナが落ち着いたら、ぜひ楽しい留学をしてください。

 

宮崎宣子(みやざきのぶこ)
 宮崎県宮崎市出身。早稲田大学卒業後、日本テレビアナウンサー。現在はフリーアナとして活動しつつ、実業家としてオーガニックハーブ販売中

 

※宮崎アナへの人生相談はインスタグラム@miyazaki_nobukoまたはinfo@smart-flash.jpで募集しています

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