芸能・女子アナ
加藤浩次に直撃! 吉本“スッキリ退社”をアピールも…テレビ業界の「忖度と圧力」に戦々恐々
芸能・女子アナFLASH編集部
記事投稿日:2021.03.16 06:00 最終更新日:2021.03.16 06:00
「そっか、そうなったか」
3月9日、吉本興業とのエージェント契約が3月末で終了すると発表された加藤浩次(51)は、3月10日放送の『スッキリ』(日本テレビ系)で、納得のいかない様子で語った。だが、それから2日後、3月12日の早朝に本誌が直撃すると、笑顔で次のように応じたのだ。
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――契約終了は、吉本の “粛清” という見方もあるが?
「今の時代、そういうのってできるんですかね。逆に、調べてもらってもいいですか」
――加藤さんとしては納得して、こういう形になった?
「うん、それはもう契約の中で決まってることですから。そこに関しては納得というか」
――ご自身的には、“スッキリ” した結末であると?
「アッハッハッハッハ! まあ、スッキリというか、受け入れるということですよね」
冒頭の写真のように、じつに晴れやかな表情の加藤。わずか2日間のうちに、心境にどのような変化があったのか――。吉本興業のある関係者は、今回の契約終了の背景を、こう解説する。
「吉本としては、以前から加藤との契約を終了させようと思っていました。エージェント契約では、加藤が自分で取ってきた仕事は、吉本の収入にならないのです。最近は、吉本経由の仕事はほとんどなく、契約を終了させても、吉本は痛手を被ることはありません」
一部報道によれば、『スッキリ』のギャラの配分は、加藤が8に対して吉本が2。ほかの仕事のギャラは、吉本には入らない仕組みだったという(加藤は自身のラジオ番組で否定)。ならば加藤にとっても、契約終了による不都合はなさそうだが……。あるテレビ関係者は、次のように話す。
「加藤さんが契約終了になった理由は、2019年の闇営業問題のときに『スッキリ』で、『今の社長、会長体制が続くなら俺はやめる』と発言したからです。
『スッキリ』では、吉本所属の近藤春菜さん(38)が3月末で降板しますが、我々は吉本の『自社所属の芸人を加藤と共演させたくない』という意向だと受け止めています。番組のキャスティング担当者は、吉本に忖度せざるを得ません」
一方、当の近藤も、吉本とはエージェント契約中の身。加藤同様、地位は安泰ではない。別の吉本関係者は声を潜める。
「エージェント契約によって、会社と芸人との風通しがよくなると思っていたので、ショックです。
ある芸人も、『2020年の秋に、“吉本は芸人が独立や移籍をしても圧力をかけない” という書面を交わした。それなのに、結局はそれに近いことをやるんだなと、芸人たちの間に落胆の声が出ている』と言っています。近藤以外にも友近(47)や、たむらけんじ(47)にも退社の噂が絶えません」
退社となれば、いっそう険しい茨の道を歩むことになる。
「加藤に先駆けて独立した、藤森慎吾(37)や西野亮廣(40)は、くどいくらいに “円満退社” を強調しています。それは、吉本と “喧嘩別れ” したというイメージがつくことを避けたいから。テレビ局や企業も、“面倒くさい芸人” には仕事を頼むのを嫌がります」(お笑いライター)
となると、冒頭の加藤の反応も、円満退社をアピールしたほうが “トク” だと考えての、変心の表われだったのか……。冒頭のシーンに話を戻そう。
――加藤さんに続いて、吉本をやめる方をご存じでしょうか。
「あ〜、どうなんですかね、全然わかんないです」
――近藤春菜さんも心配です。
「う〜ん。現状、わかんないとしか言いようがないですねえ」
――相方の山本圭壱さん(53)は吉本に残留しますが、「極楽とんぼ」は継続されますか?
「ええ、それは当然、当然!」
“大樹” を失った、“狂犬” 加藤の明日は――。
(週刊FLASH 2021年3月30日・4月6日合併号)