「週刊文春」が「島田紳助独占告白90分」と銘打ったスクープには“伏線”があった。今年1月末、田原総一朗氏の自宅に紳助直筆の手紙が届いていたのだ。便箋4枚に及ぶ長いものだったという。気になるその中身について、田原氏はこう明かす。
「長い付き合いだけど、手紙をもらったのははじめて。僕も文春の記事を読んだけど、まったく違和感がなかった。つまり、手紙とほとんど同じ内容。紳助さんのいまの心境が書いてあった。『自分は少なくとも犯罪はおかしていない』と。僕もそう思う」
紳助が「一番腹が立つねん」と最も強く否定したのは、所有する不動産への暴力団の関与だった。疑惑をもたれた「ミナミのビル」は「三菱信託銀行の仲介で購入した」と初めて実名を出して反論したのだ。
「そのことも手紙に書いてあった。だいたい暴力団を介して安く買ったりしたら警察に逮捕されるよ」と田原氏は言う。
昨年8月、芸能人としてピークの最中に起きた事件で引退を決めたときも「ジャマくさ。いいよもう」という心境だった紳助。田原氏もこう続ける。
「マスコミが大騒ぎをしているのを見て、もう面倒くさくなったんじゃないかな。手紙にも、マスコミに対するグチが書いてあったよ」
(週刊FLASH 2012年5月8日号)