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女子アナ横井弘海の「エンタメ時間」フルーツサンドは百花繚乱「萌え断」できるかな

芸能・女子アナ 投稿日:2021.05.07 16:00FLASH編集部

女子アナ横井弘海の「エンタメ時間」フルーツサンドは百花繚乱「萌え断」できるかな

イマノフルーツファクトリー

 

 フルーツサンドが流行っています。有名な高野フルーツパーラーや千疋屋ばかりでなく、百花繚乱。テイクアウトできる店もたくさんできています。

 証券会社が集まるオフィス街、東京都中央区の茅場町にある老舗の果物専門店「イマノフルーツファクトリー」には、店頭の冷蔵ショーケースから好みのフルーツサンドを自分で取り出して買い求めるお客さんがひっきりなしにやってきます。

 

 

 この店の「フルーツサンド」は、雑誌『BRUTUS』(2017年12月15日号)の「日本一の『手土産』はこれだ!」にも選ばれたことがある人気商品です。雑誌に登場する以前から何十年も販売しており、地元の方や近所にお勤めのOLさんに絶大な人気を誇っていました。

 

「いまやフルーツサンドの専門店もあるそうですね。うちのこだわり? 特にないです」と、3代目の店長・今野喜彦さんは控えめに語ります。

 

 しかし、実際には毎日市場に通い、厳選した旬のフルーツを仕入れ、デザートやフルーツサンドも含め、果物の美味しさを長年届けてきました。「いまは柑橘類がそろそろ終わり、マンゴーなど南国のフルーツが美味しくなる季節です」と、お客様にさりげなく果物の旬を伝える今野さん。

 

 かつては店内のショーケースでデザートと並べてフルーツサンドを販売していましたが、数年前、店頭にあったタバコの自動販売機を撤去して、新しくフルーツサンドの冷凍ショーケースを置きました。

 

 私がうかがった日は、定番のフルーツサンドの他に、季節のデコポン、そしてメロンが美味しそうに並んでいました。パンは東京・両国で大正時代に創業し、国内で初めてイースト(パン酵母)を使って食パンを製造した老舗の伊藤製パンです。

 

 コロナ禍になって、お土産として購入されるビジネスマンが増えたと言います。「デザートを作るパティシエに職人、そして、フルーツサンドを作る人もいます。実はそんなに簡単にできるものでもないのですよ」と今野さんはにっこり微笑みました。

 ときにはショーケースが空になってしまうほど売れるというフルーツサンドを、コーヒーと一緒に午後3時にいただきました。熟したメロンはパンから飛び出てしまうほど大きく、ジューシーで、メロンをそのまま食べている満足感! そして、定番のフルーツサンドには、彩りよくイチゴ、キウイ、パイン、オレンジ、グレープフルーツ、バナナがバター系のクリームのなかにいっぱい詰まり、ほおばると、どこか懐かしく幸せな味がしました。

 

セントル ザ ベーカリー


 さて、果物店にこだわりがあるならば、パン屋さんにも何かこだわりがあるに違いないと足を運んだのは、東京・銀座の食パン専門店「セントル ザ ベーカリー(CENTRE THE BAKERY)」に併設するレストランです。バケットの美味しい渋谷のブーランジェリー「ヴィロン(VIRON)」の姉妹店でした。

 

 焼きたての食パン本来の味わいを届けたいという店の食パンは3種類。レストランで食パンの食べ比べができるくらい、味に自信ありのお店です。フルーツサンドは、北海道産の小麦「ゆめちから」を使った「角食パン」。しっとり、もっちりした食感を味わうために、トーストせずに食べるのがおすすめだそう。

 

 数種類のフルーツが入ったサンドもありましたが、終わりゆく季節のあまおうサンドがシェフのおすすめというので、こちらを注文。北欧風のリラックスしたインテリアに囲まれたテーブルにドンとおかれたのは厚さ8センチのサンドでした。

 

 中身は6センチ。大きな赤いイチゴの新鮮な切り口と真っ白なクリームのコントラストが食欲をそそります。クリームは生クリームにマスカルポーネ、はちみつ、砂糖などを加えてフワフワ。パンには薄くカスタードクリームが塗ってありました。

 

 フォークがついてきますが、両手で持ってかぶりつくのが正解! クリームのついた指もなめたいほどおいしい。そういうわけで、デートのときに注文するのには向かないかもしれません。自分でトーストして食べることもできるパンの耳は箸休めにぴったり。また別のフルーツサンドを食べに行きたいです。

 

自作のフルーツサンド


 ところで、今、SNSにはフルーツサンドのレシピ動画がやまほど載っています。フルーツサンドの断面が美しいものを「萌え断」と呼ぶそうですが、断面がお花になっているものを見て、自分でもできるかなと思って、イチゴとオレンジとキウイを買い、パンはセントル、生クリームとマスカルポーネと、材料を完璧に用意してトライ。

 

 結論は、イマノフルーツファクトリーの今野さんがおっしゃった通りでした。果物、パン、クリームの組み合わせは材料のよさだけでなく、果物の色合い、クリームの固さや味、それらに組み合わせの妙があることを実感しました。

 

 それなりに美味しくはできましたが、これぞ絶品フルーツサンドという味にするには、もっと食べ歩かなければ。

 

 嬉しかったのは、タイミングよくやってきた3歳の姪の一言。
「イチゴもオレンジももっていっていい?」
 フルーツサンドは皆を笑顔にしてくれる魔法の食べ物かもしれません。

横井弘海(よこいひろみ)
 東京都出身。慶應義塾大学法学部卒業後、テレビ東京パーソナリティ室(現アナウンス室)所属を経てフリー。アナウンサー時代に培った経験を活かし、アスリートや企業人、外交官などのインタビュー、司会、講演、執筆活動を続ける。旅行好きで、訪問国は70カ国以上。著書に『大使夫人』(朝日新聞社)

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