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フリーアナ花崎阿弓の「テレビ裏口日記」台本はいつできるのか
芸能・女子アナFLASH編集部
記事投稿日:2021.05.23 16:00 最終更新日:2021.05.23 16:00
テレビやラジオの放送には台本があり、オープニングからエンディングまでの流れやセリフが書かれています。台本にそって番組は進行しますが、セリフは一言一句暗記するのではなく、流れによって臨機応変に変わっていきます。
ひな壇で出演することの多い私ですが、いただく台本には、たいていVTRやリポート素材の内容が書かれていて、出演者はそれを確認して、どのような流れにもっていけばいいか計算しながら番組を展開していきます。
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テレビ番組は、そもそもどんな番組にしたいのか、ターゲットはどんな人たちなのか、どんなキャスティングにしようかなど、かなり長い時間をかけて作られますが、台本そのものができ上がるのは当日だったりします。
以前、讀賣テレビの『ミリオンの扉』に出演したときも、台本は当日に配られました。そして、「あまり台本を見すぎず、司会が話した内容に正直に答えてください」と言われました。
私も、話したいことをがちがちに固めるというより、フリートークでありのままに話すことが多かったです。
一方、ラジオでも、台本は当日にあがることが多かったです。私は、かつてエフエム栃木で、生放送3時間のパーソナリティをしていました。
そのときは、だいたい1週間前にはどんなリポートがおこなわれるか知らされました。
たとえば、車のリポートがあるとわかっていたら、前もって関連するアウトドアの話をしておいたり、逆に同じような内容にならないよう、まったく別の話をしておくことができます。
そして、本番までに共有されている情報について下調べをしていくので、当日、どんなことを聞かれてもうまく答えられるのです。
では、どうして台本があがるのは当日なのでしょう?
それは、その日の天候やスポンサーの動きなど新しい情報をすべて組み込んで台本に起こすからです。当日にならないと反映できない情報がたくさんあるのです。
当日いきなりだと大変そうですが、先ほども触れたとおり、途中で挟み込まれる内容など、全体像は1週間前からわかっているので、パーソナリティは、どの時間にどの情報を入れていくかを把握するだけでOK。
収録モノは、早めに台本があがることもありますが、ロケ当日に新しい情報が追記されることがほとんど。生放送に至っては、なにかの速報が入るなど、先が読めないことも多いので、結局、テレビもラジオも台本は当日まであがらないのです。
ひとつの番組が放送されるまで、何十時間という時間がかけられています。台本には、制作者たちのそんな想いがたくさんつまっているのです。