芸能・女子アナ
お笑い事務所の講師が明かす「売れる芸人」「消える芸人」の境界線
芸能・女子アナFLASH編集部
記事投稿日:2012.07.26 00:00 最終更新日:2016.03.02 23:48
一般社会以上に競争が厳しいお笑い界。各事務所は“勝ち組”の原石をどう見定めているのか? 『売れる芸人』『消える芸人』の境界線。そこには、サラリーマンにも通じる“出世の法則”があるという。
そこで、3つのお笑い事務所の名物講師が明かす、逸材発掘の“鉄板3カ条”をご紹介。
【よしもとNSC講師】本田正識さんの3カ条
・必要なのは99パーセントの素質と1パーセントの努力
・一方通行ではなく、誰のためにやっているかを認識
・ウケない理由を自分で分析できること
「100のことを言われたら99捨ててもいいんです。すべて受け入れる素直な生徒は残りません。自分自身を理解し、必要な一つのアドバイスを5にも10にも膨らませられることが大事。あと、自分のネタを分析できること。『なんか知らないけど、今日はめちゃウケました!』では次はウケませんから。お笑いは8割ウケることが必要。計算できればそれができますからね」(本田さん)
【サンミュージックTOKYO☆笑BIZ講師】ブッチャーブラザーズさんの3カ条
・とにかくマメであること
・努力+大物を摑む要領のよさ
・バイト先で社員に勧誘される人
「知識を得ようとするマメさ、いいところを自分のものにしようとするマメさ。スクールで教えられるのは基礎だけですから、そういう意識を常に持つことが大事。授業中ボーッとしているヤツは、いつまでたってもボーッとしてますから。何かに対して能動的であること、前へ前への精神です」(ブッチャーブラザーズ・リッキーさん)
「だから、いい芸人はバイト先で『社員にならないか』と誘われるんですよ」(ブッチャーブラザーズ・ぶっちゃあさん)
【松竹芸能タレントスクール講師】こうのきよしさんの3カ条
・ファーストインパクトの強さ
・得意ジャンルのスペシャリスト
・自分を客観的に見られる人
「今は昔と違って『芸人はこうじゃなきゃ』がない。今までダメだったことが逆になったりもする時代。客観的に自分を見つつ、自分が得意だと思うジャンルに長けていくことも大事ですね。あと、今のお客さんは笑いを見ることが増えたから目が肥えている。お客さんの層や場所を見極められる芸人が、今後は残っていくと思いますね」(こうのさん)
(週刊FLASH 2012年8月7日号)