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女子アナ横井弘海の「エンタメ時間」お酒ドンキ・お菓子ドンキ…小さくても “らしさ” 満点

芸能・女子アナ 投稿日:2021.06.25 16:00FLASH編集部

女子アナ横井弘海の「エンタメ時間」お酒ドンキ・お菓子ドンキ…小さくても “らしさ” 満点

ハデハデなパーティードリンク売り場

 

 JR東京駅に直結する八重洲地下街は、都内で最大規模の地下商店街です。鉄道の利用客に加えて、界隈で働く人たちをターゲットにした飲食店、衣料品や雑貨の店など約180のテナントがあり、私もときどきそぞろ歩きます。

 

 最近の注目は、なんといっても5月21日、メイン・アベニュー近く、外堀地下2番通りに誕生した「お酒ドンキ」「お菓子ドンキ」でしょう。

 

 

 総合ディスカウントストアのドン・キホーテが手がける酒とお菓子の専門店で、売り場面積は「お酒ドンキ」が97平方メートル、「お菓子ドンキ」が72平方メートル。小さいながらも、カラフルでにぎやかな店構えが人目を引いています。

 

 同じ通りには老舗の酒販店「リカーズハセガワ」、隣にも輸入食品や酒類販売の「カルディコーヒーファーム」があり、相乗効果によって、人の往来がにぎやかです。

 

 駅を出ると、自然に「お酒ドンキ」に足が向いてしまいました。店は通りに面して、希少価値が高い高額のお酒と、若者に人気のパーティードリンクなどリキュール類の2つにコーナーが分かれています。全国のドン・キホーテでもここでしか買えない珍しいお酒が揃っているとか。

 

 ちょうど棚の最上段に、卵パックに詰まった黄色い卵のようなものを手早く並べている店員さんがいました。思わず「それもお酒ですか?」と尋ねてみました。

 

 すると、「これはドイツのレモンリキュールで、卵の殻を割るようにして飲みます。アルコール度数は17度。20ミリリットルの小さな瓶です。こういうパーティードリンクはドイツ製が多いのですが、日本人が知らないようなパーティードリンクがまだまだたくさんあるんです」と、親切に説明してくれました。

 

 ドンキでは棚やコーナーにそれぞれ担当者がいて、商品を並べたりPOPを書いたりするのは、その担当者本人だと聞いています。自分でこれは! と思う商品を並べるので、説明も完璧です。

 

 渋谷ですぐに売り切れてしまうというカラフルなリキュールや、「罪 強欲キウイ 真夜中に楽しむ罪深いアイスクリーム専用酒」など、思わず読み返してしまう名前のお酒も。

 

 ドンキは「ワクワク・ドキドキ」が必須なのですね。

 

 ワクワク・ドキドキと言えば、1週間前には完売して空になっていた3500円(税抜き)の「ウイスキーがちゃ」が復活していました。最高で6万9800円のウイスキーが当たるという「がちゃ」で、どんなウィスキーが当たるかポスターに写真つきで紹介がありました。

 

 他に1980円(税抜き)のスパークリングワインのくじもあり、私も試してみたのですが、ワクワクを実感。一番高価なドンペリではありませんでしたが、フランス製の3000円くらいのシャンパーニュが当たりました。

 

 小さな店舗なので、商品を置くのも制約があるのでしょうが、実物のお酒を見なくても「がちゃ」で商品を選ぶ仕掛けは、ドンキらしさ満点です。

 

 ところで、梅雨の蒸し暑さのなか、一段と人気が高まっているのが、8種類揃ったペットボトル入りの生クラフトビール(税抜き848円)です。価格は安いとは言えませんが、ペットボトルで飲む生ビールの味は新鮮。1本試し買いした後に、次は3本買っていくようなリピーターが増えているそうです。

 

 外国で飲んで、ものすごくおいしいと思った各国のクラフトビールが、それなりの値段でズラリと販売されているのも見つけました。メキシコのモデロ、ハワイ島のコナビール、ドイツのヴェルテンブルガーなどなど。

 

 1本ずつ買って、旅の思い出にひたりながら、すぐに家で飲めるのはうれしいです。

 

 またワインも、ワインの発祥地と言われるジョージア(旧グルジア)のクヴェヴリ製法で作られたものがたくさん並んでいるので、感激しました。

 

 ジョージアには2度訪れたことがありますが、クヴェヴリは世界最古のワイン醸造法として、2013年にユネスコ無形文化遺産に登録されています。

 

 素焼きの甕を土の中に埋め、野生酵母によって発酵させ、添加物などを一切加えない、サスティナブルなワイン。ジョージアワインフェアかと思うほど、たくさんのラベルが並んでいました。

 

 かなりマニアックな品揃えだと思います。他店ではたぶんマネできないでしょう。お酒アイテムは全部で1200ほどだそうです。

 

 さて、すっかりお酒の話になってしまいましたが、「お菓子ドンキ」のご紹介も少し。

 

 中国・韓国を中心とした東南アジアのお菓子からヨーロッパまで幅広く取り揃えたワールドイーツコーナー。話題の昆虫食、昔懐かしい駄菓子の袋詰め、新幹線に乗るときのおつまみに向いた「珍味」の数々。思わず手にとってみたくなる商品ばかりです。

 

 商品の安さに驚きながら棚を眺めていると、近くの若い女性が「朝はあったのに……。もうないわ」とつぶやいています。しかし、朝あった商品の代わりに新たな商品が並べられており、そこに、また新しい発見と喜びが待っているのでしょう。商品との出合いは一期一会だと感じます。 

 

 話は止まりません。「買い物エンタテインメント」を楽しめること請け合い。皆さんも、ふらりと立ち寄ってみてはいかがでしょう。

 

●横井弘海(よこいひろみ)
東京都出身。慶應義塾大学法学部卒業後、テレビ東京パーソナリティ室(現アナウンス室)所属を経てフリー。アナウンサー時代に培った経験を活かし、アスリートや企業人、外交官などのインタビュー、司会、講演、執筆活動を続ける。旅行好きで、訪問国は70カ国以上。著書に『大使夫人』(朝日新聞社)

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