その対抗馬として挙げられているのがテレビ朝日の “体育会系” 安藤萌々(もも)アナ(24)だ。
「現在、『報道ステーション』のスポーツ担当です。大学時代はゴルフ部の主将で、ちゃんとスポーツの現場のこともわかる。長らく、スポーツ中継をまかせられる女子アナがいなかったウチの “希望の光” ですよ」(テレビ朝日関係者)
また、日本テレビの忽滑谷こころアナ(23)も「ウチは伝統的に『スポーツは男性アナ』だが、スポーツ中継に並々ならぬ意欲を見せている彼女を、局は猛プッシュしている」(日テレ関係者)という。
安藤アナも忽滑谷アナも、野村アナと同じく「入社2年め」。「じつは女子アナは、2年めが重要な時期」と芸能ジャーナリストの城下尊之氏は話す。
「アナウンサーは報道、情報、スポーツなどの得意分野からブレイクするものです。なので、局は1年めは得意分野を探すためにさまざまな現場を経験させ、2年めの本格挑戦で、飛躍を狙わせるんです。
ただ、五輪は怖い場でもあります。羽生結弦選手の平昌(ピョンチャン)五輪からの帰国会見で、場違いな質問をしたフジテレビの久慈暁子アナは大批判を浴びました。あれで、期待されていた彼女は失速しましたね」
そのフジは2018年からスポーツニュース番組『S−PARK』のメインキャスターに宮司愛海アナ(28)を起用し、今回は “3年計画” で臨む。
「野村アナは優秀だが、久慈アナのように中継に絡ませるのはリスクが大きい。そこは『NEWS23』のスポーツキャスターだった宇内梨沙アナなどにまかせて、サブ的な役割での登場が多いでしょう」(前出・TBS関係者)
女子アナたちも「五輪のリスク」は見極めるべきということか。
(週刊FLASH 2021年7月20号)