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女子アナ日下千帆の「美女は友達」手作り果実酒レシピの第一人者

芸能・女子アナ 投稿日:2021.08.12 11:00FLASH編集部

女子アナ日下千帆の「美女は友達」手作り果実酒レシピの第一人者

福光さん(左)と日下アナ

 

 緊急事態宣言の度重なる延長で、自宅でお酒をいただく機会が増えました。暑い夏を健康的に乗り切るために、好きな果物や野菜を入れた自家製酒をつくってみませんか?

 

 今回ご紹介する美女は、『体にうれしい果実酒・野菜酒・薬用酒200』(秀和システム)著者、福光佳奈子さんです。

 

 

 15年間で300種類のお酒レシピを開発した福光さんが、初めて自家製の梅酒を作ったのは2005年のことでした。当時、新聞社系広告会社に総合職として勤務されていた福光さんですが、大の梅酒好きがきっかけとなり、趣味で果実酒づくりを始めたそうです。

 

 広告代理店の営業と言えば、毎日、終電で帰るほどお忙しいと伺います。福光さんが働いていた現場は、どのような環境だったのでしょうか?

 

「広告営業職に着任したばかりの頃、地方営業所へ転勤になったのですが、そこは万年赤字セクションで、私は一人部署でした。地方だから数字が上がらなくて当然という空気で、ありがたいことに上司からの圧力のようなものはなかったのですが、自分のなかに不安感や孤独感が強くありました」

 

 しかし、そのような状況下でも、就職氷河期を乗り切った福光さんは、すぐにポジティブ思考に切り替えることができました。

 

 なにも知らない土地での営業に必要なことは、まずその地域について知ることだと考え、地域の情報が掲載されている新聞や折込チラシなどを隅々まで読むことをルーティンワークにして、日々の営業活動を始めたそうです。

 

 結果はすぐに表れ、毎月前年比300%ほどの売上を確保、黒字転換を果たしたのです。

 

「この経験で、苦しいときこそ、それを忘れるぐらい仕事に夢中になることが大切だと学びました。シンプルにやるべきことをやる。『どうやったらできるのか』を考え続けて、やってできないならやり方を変える、ということです」

 

 プライベートでは、梅酒だけではなく、さまざまな果実酒を作るようになりました。やがて果物の知識を深めるため、2008年に野菜ソムリエの資格を取得。その後、自家製酒への興味は加速し、レシピ数を増やし続けました。

 

 公私ともに充実した毎日でしたが、自分のビジネスを立ち上げたいという思いが強くなったため、2015年から4年ほど起業塾に通い、経営について学びました。そして、2020年5月、本の出版と同時に起業します。

 

 出版後にセミナーやイベント計画がありましたが、コロナ禍で、すべて中止。しかし、途方に暮れる間もなく、人の紹介やSNS、本を読んだ企業の担当者、マスコミ関係者などから、レシピ開発や記事の監修、コンサルティングなどの仕事や取材依頼が舞い込んできました。

 

 本の売上も好調で、今年5月に台湾、シンガポール、マレーシアなど、アジア5カ国で翻訳版が出版されました。

 

 予想どおりの猛暑となったこの8月ですが、暑さを乗り切るためのおすすめの自家製酒はありますか?

 

「ビタミンBとエネルギー源の糖質が含まれるバナナ酒や、ビタミンC・カリウム・食物繊維が含まれるキウイフルーツ酒がいいでしょう。

 

 りんご酒はビタミンC、カリウム、食物繊維の他にポリフェノールも豊富です。りんごは実よりも皮に食物繊維やビタミン類が多く含まれているので、皮ごと入れてください。

 

 夏バテ予防にはゴーヤー酒がいいですね。ゴーヤー酒はフルーツジュース割りや炭酸水割りにすると飲みやすいです」

 

 梅酒を作っても、飲み頃まで半年も待っていられないせっかちな方はどうしたらいいでしょうか?

 

「20度の果実酒用日本酒に冷凍した黄色の梅を漬け込むと、2週間程度でおいしく飲めますよ。通常、梅酒は35度のホワイトリカーを使うことが多いですが、アルコール度数の低いものの方が早く熟成します。黄色い梅は緑色の梅よりもジューシーですし、凍らせることで組織が壊れ、風味が出やすくなります」(※酒税法で自家製酒は20度以上のアルコールを使用することが定められています)

 

 なるほど、2週間なら私でも待てそうです。

 

 自家製酒に関するお仕事だけでもお忙しい福光さんですが、今年、さらに睡眠コンサルタントの資格も取得し、寝具の商品監修もしています。

 

「仕事に活かすつもりで資格取得したわけではないのですが、私自身、不眠で悩んでいたことがあるので、体系的に学びたいと考えていました。自家製酒と睡眠の両面から健康に関するメソッドを伝えていきたいと思っております」

 

 快適な睡眠と健康的な自家製酒で、この猛暑を乗り切りたいですね。私も、来年は時短梅酒に挑戦してみようと思います。

 

日下千帆(くさかちほ)

 1968年、東京都生まれ。1991年、テレビ朝日に入社。アナウンサーとして『ANNニュース』『OH!エルくらぶ』『邦子がタッチ』など報道からバラエティまで全ジャンルの番組を担当。1997年退社し、フリーアナウンサーのほか、企業・大学の研修講師として活躍。東京タクシーセンターで外国人旅客英語接遇研修を担当するほか、supercareer.jpで個人向け講座も

 

取材協力・渋谷西村フルーツパーラー道玄坂店

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