フリーアナ花崎阿弓の「テレビ裏口日記」芸能人はどうやってフォロワーを増やすのか

 

　こんにちは、フリーアナウンサーの花崎阿弓です！　今回は、芸能界のSNS活用術についてお話しします。

 

　テレビに出ている人って、ツイッターやインスタ、ブログのフォロワーが多い気がしませんか？　有名人だから当たり前と思われがちですが、テレビに出たからと言ってフォロワーが増えるわけではありません。私自身の経験でいえば、テレビに出て1人もフォロワーが増えないこともありました。

 

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　実は、芸能人の事務所には、マーケターと呼ばれる人がいます。このマーケターが芸能人のSNS投稿をどのように拡散させるか戦略を練っているのです。

 

　メディアに出演が決まったら、SNSに投稿して、広告をうち、より多くの人の目に触れるようにする。こういった形がとられています。

 

　たとえば、インスタグラムやツイッターには宣伝機能があります。バズりそうなワードやトレンドネタを入れたうえで、お金をかけて宣伝すれば、投稿をかなりの人の目に触れさせることができるのです。

 

　テレビに出たタレントさんって、ネット上でまとめ記事が上がったり、なにかのサイトで特集が組まれたり、ニュースになったりしますよね。

 

　もちろん、自然に注目されて取り上げられることもありますが、売り出し中のタレントさんは、お金をかけて広告記事を作ることもしばしばです。ウェブメディアの広告枠を買ったり、代理店が運営するPRサイトを買って記事を載せることもあります。

 

　ネット記事は、そのタレントの行方に大きな影響を与えます。

 

　美人タレントとして売り出したいのに、テレビ出演中にそうではない印象で編集されてしまうことがあります。印象をよくしたい事務所としては、美しい写真とともに美人路線と書いた記事をネットに上げておくことで、「このタレントは美人だ」という印象を拡散することができます。

 

　もちろん、思ってもみない書き込みや炎上してしまうこともありますが、これもマーケターやマネージャーと相談して、悪い印象にならないよう対応していきます。

 

　マーケターが目指すのは、所属タレントのSNSフォロワーの増加とテレビやCMオファーの増加です。そのため、所属タレントのSNSをPDCAと呼ばれるPlan（計画）、Do（実行）、Check（評価）、Action（改善）という流れで毎日いろいろ投稿し、どういった投稿が刺さるか、一つひとつ確認していきます。

 

　お金をかければたくさんの人に見てもらえるので、数多くの「いいね！」がもらえたりフォロワーが増えたりしますが、いくら広告枠を買ってもツイッターのトレンドに上がるのはなかなか難しいのが現状です。

 

　やはり、本当に人の心をつかめるタレントさんにファンはつきやすく、フォロワーが増えていく傾向にあります。

 

　それでも、芸能人たちは今日も一生懸命、SNSで日々の活動を報告し、番組出演の告知や出演後の感想を投稿し、興味をもってもらう工夫をしているのです。今の時代、有名になるには本当にSNSの活用が重要なのです。